ウェストハムが、レアル・マドリーのエデン・アザール獲りを目指しているようだ。英紙『The Sun』がスペイン紙『El Nacional』の情報を元に伝えている。

　2019年夏にチェルシーから１億ユーロ（約125億円）の移籍金でマドリー入りしたベルギー代表FWは、度重なる故障により、２年間でリーグ戦30試合・４ゴールと全く期待に応えられず。今シーズンに至ってはいまだ公式戦ノーゴールで、最近では試合への出場もままならない状態となっている。

　そうした惨状にフロレンティーノ・ペレス会長は「うんざり」しており、クラブは今冬の放出を望んでいるというが、大枚をはたいて獲得したアザールに対して、4300万ポンド（約60億2000万円）以下での売却は望んでおらず、ウェストハムの2100万ポンド（約29億4000万円）での入札は拒否したという。

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　チェルシーで公式戦352試合・111ゴールを記録した30歳は、かねてよりロンドンへの復帰が取り沙汰され、最初はレンタルで、シーズン終了後に完全移籍へ移行となる可能性が報じられている。

　マドリーのアンチェロッティ監督は以前、「コーチとしてのキャリアの中で、選手が出て行きたがっているのに無理やり引き留めるたことは一度もない。個人的に、そのことに何の疑いも持っていない」と、移籍を容認する構えを見せていることから、厳しい時を過ごすアザールに何らかの動きがある可能性は小さくなさそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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