「誰よりも強靭だった」先制点演出の鎌田大地を現地紙が高評価! クラブ公式も称賛「デュエルモンスターだ」

2021年12月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

フル出場した鎌田に称賛

ELでは3戦連発で、大会通算記録も9得点に伸ばした鎌田。 (C)Getty Images

 現地時間12月9日、ヨーロッパリーグのグループステージ第6節が行なわれ、長谷部誠と鎌田大地が所属するフランクフルトは、敵地でフェネルバフチェと対戦。1-1のドローに終わった。5試合を終えて1位に立っていたフランクフルトは、この結果をうけ、グループDの首位通過が決まっている。

 この試合で、2シャドーの一角で先発出場した鎌田は29分、敵陣の左サイドで相手からボールを奪取すると、走りこんでいた左ウイングバックのフィリップ・コスティッチにパス。中央に折り返されたボールを、ゴール前に突進していたMFジブリル・ソウがDFを背負いながらも右足で流し込んだ。

 先制点の起点となった日本代表アタッカーに、現地紙『Frankfurter Rundschau』は、4段階評価のうちの最も高い「よくやった」を与えている。

【動画】第3節オリンピアコス戦で生まれた鎌田のゴールをチェック!
 これはスコアラーのソウ、アシストしたコスティッチと並ぶ高評価で、寸評では「前半は、彼の得意分野ではないデュエルで驚くほどボールを奪取していた。先制点を奪う前には決定的なシーンもあった」と綴っている。

 また、現地紙『hessenschau』も「29分にボールを奪った鎌田のプレーは素晴らしかった。フィールドで誰よりも強靭な鎌田のプレーを利用したコスティッチがラストパスを出し、ソウが強い意志をもって押し込んだ」と称えた。

 さらに、この場面でフランクフルトの公式SNSは鎌田の活躍を「デュエルモンスター。カマダの卓越した勝利から生まれた!」と称賛。現地のファンからは「僕らのサムライ!」「いいシーンだった」「こういうプレーからこそゴールが生まれる」といった声が寄せられている。

 フランクフルトはグループステージ6試合を無敗で乗り切り、決勝トーナメントに駒を進めた。新たにオリバー・グラスナー監督を迎えた今シーズンは序盤こそ苦しんだが、少しずつ調子を上げており、決勝トーナメントでの躍進にも期待がかかる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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