「今年は特別なシーズンになった」負傷からの復活、過去最高の3位フィニッシュ…イニエスタが振り返る2021年

2021年12月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

来季タイトル獲得に必要なことは…

2019年以来2度目のベストイレブンに選出されたイニエスタ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 Jリーグの年間表彰式「2021Jリーグアウォーズ」が12月6日に開催され、2019年以来2度目のベストイレブンに選出されたヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタが受賞の喜びを語った。

「本当に日本に来た時から温かく迎え入れてもらい、ここに居場所を見つけられました。異国の地での挑戦は簡単なものではありませんでしたが、自分も家族も日本で素晴らしい時を過ごしています。Jリーグでプレーできる喜びも感じています」として、2018年夏に加入してJリーグで4シーズン目を戦い終えた感想を「今年は特別なシーズンになった」と、こう振り返った。

「シーズンが始まる頃は、まだ歩くこともままならなかった。でもシーズンが終わるころにはチームとして過去最高の成績を残すことができ、個人的にも今までにないコンディションでプレーできているという感覚でシーズンを終えることができた。来シーズンさらに高みを目指すためのモチベーションは高く持てています」
 
 昨年のACLで負った怪我の影響もあって序盤戦は出場できなかったものの、チームとしては過去最高の3位で終えられたことに手応えを感じているという。

 さらに、「今夏の補強は素晴らしかった。クラブの働きも称賛に値する」と、イニエスタが特に評価したのは、日本代表FWの大迫勇也をはじめ、武藤嘉紀、ボージャン・クルキッチとシーズン中に大幅に戦力を増やした点だ。

 一方で、来季にACLやリーグを制覇するためには、「忘れてはならないのは、チームはまだタイトルを取り続けているチームではない。今後も奢ることなく、警戒心を持ってチャレンジを続けていきたい」と、さらなる成長に期待を寄せた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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