茨城決勝は鹿島学園が明秀日立を下して“最後の切符”を獲得! ついに出場全48校が出揃う!【選手権予選】

2021年12月05日 高校サッカーダイジェスト編集部

12月28日に開会式&開幕戦

7年連続の同一カードとなった茨城決勝は、終盤に決勝点を奪った鹿島学園(白)に軍配が上がった。写真:松尾祐希

 12月5日、第100回全国高校サッカー選手権の茨城決勝が開催され、鹿島学園が明秀日立との激闘を制し、"48番目の切符"を獲得した。
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 インターハイの決勝でも対戦した両雄による一戦は、序盤から激しい攻防が繰り広げられた。明秀日立は主将のCB長谷川のロングフィードを軸に攻撃を展開し、右サイドハーフの山田やFW根本がゴール前にボールを運んでいく。一方の鹿島学園は左サイドハーフに入るレフティー山口の突破力と正確なキックを活かしながら、サイドから攻め込む。しかし互いに決定機を作れず、前半はスコアレスで終えた。

 迎えた後半も一進一退の攻防が続き、なかなかゴールは生まれない。球際での競り合いが苛烈さを増すなか、ついにスコアが動く。後半32分、鹿島学園は右サイドの鈴木のロングスローから、ゴール前の混戦で松村が左足のハーフボレー弾を放ち、豪快に均衡を破った。
 
 その後は明秀日立が押し込む展開となったが、鹿島学園はこれをなんとか耐え凌ぐ。アディショナルタイムのCKでは、明秀日立の大型GK谷口(J2岡山入団内定)を前線に送り出されたが、同点弾を許さなかった。リードを守り切った鹿島学園が1?0で明秀日立を下し、2年連続10回目の本大会行きを決めた。

 第100回の節目を迎える本大会は12月28日に開幕し、1月10日に決勝を実施。8年ぶりに新装なった国立競技場が使用され、開会式/開幕戦、準決勝、そして決勝の舞台となるのも注目だ。

構成●高校サッカーダイジェスト編集部

全都道府県の出場校一覧はこちら!【第100回選手権】
 
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