なでしこはオランダとスコアレスドロー。交代出場の岩渕真奈がチャンスを創出も池田新体制での初ゴールは次戦に持ち越し

2021年11月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

オランダのエース、ビビアン・ミーデマは不参加に

4日前のアイスランド戦からスタメン7選手を入れ替えた日本。(C)JFA/PR

 欧州遠征中のなでしこジャパンは日本時間11月30日、国際親善試合でオランダ女子代表と対戦し、0-0の引き分けで終わった。

 池田太新監督の初陣となった26日のアイスランド女子代表戦は0-2で敗戦。その試合からスタメン7選手を入れ替えて臨んだ。

 2戦連続で先発したのは清水梨紗、南萌華、長谷川唯、長野風花の4人。そのほか、GK田中桃子、DF熊谷紗希、宮川麻都、MF林穂之香、宮澤ひなた、FW菅澤優衣香、田中美南という顔ぶれになった。

 一方のオランダは、26日に女子ワールドカップ予選のチェコ戦が予定されていたが、大雪により27日へ延期。その影響で、岩渕真奈のアーセナルの同僚で、東京五輪8得点のエース、ビビアン・ミーデマらが不参加。U-23オランダ女子代表の活動に参加していた選手たちが追加招集されたフレッシュな顔ぶれとなった。

 氷雨が降る中始まった試合は、アグレッシブなプレスが奏功し、セカンドボール回収で上回った日本が主導権を奪う。
 
 しかし、35分にアクシデント。田中美南が相手と交錯して負傷。続行不能となり、岩渕真奈が投入された。すると直後のFKからビッグチャンスを迎える。長野のFKからペナルティエリア内に抜け出した南がフリーでダイレクトシュートを放つが、これは枠を捉えることができない。

 さらに39分、投入された岩渕からチャンスを創出。最後は菅澤がシュートを放つが、相手の身を挺したブロックに防がれる。

 後半に入ってさらに敵陣内へ攻め込むシーンを増やした日本だったが、決定機を作り出せず。徐々にオランダに押し返されるなか、66分に交代カードを投入。長野に代えて隅田凜、宮川に代え乗松瑠華を送り出した。これで遠征メンバー23人のうち、アイスランド戦との2試合でフィールドプレーヤー全員がピッチに立った。

 75分、岩渕のスルーパスに菅澤が抜け出すがシュートブロックに。87分には岩渕が清水に展開しダイレクトで折り返すと、反応した長谷川がペナルティエリア内に飛び出すが、トラップが乱れシュートを放てず。

 チャンスは作ったものの、ゴールを奪えずスコアレスでタイムアップを迎えた。池田新体制での初ゴールは次戦以降に持ち越しとなった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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