「シーズン当初とは明らかに違う」クロップ、冨安がデビュー以降無敗のアーセナルを警戒!26戦ぶり黒星から仕切り直しへ

2021年11月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

アーセナル戦を皮切りに怒涛の13連戦に突入

クロップが決戦を前に、対戦相手のアーセナルを語った。(C)Getty Images

 リバプールのユルゲン・クロップ監督が現地時間11月19日、プレミアリーグ第12節のアーセナル戦を控え、前日会見に出席した。クラブ公式サイトが伝えている。

 クロップ体制7年目に突入した今シーズン、リバプールはクラブ新記録となる公式戦10試合連続ゴールを挙げたモハメド・サラーの大車輪の活躍もあり、昨シーズン終盤から続いていた無敗を継続。しかし前節、ウェストハムに2-3で痛恨の黒星を喫し、その記録は25試合でついにストップした。

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 仕切り直しとなる一戦で立ちはだかるのが、リーグ3連敗と最悪のスタートを切るも、ともに今夏に加入した冨安健洋と守護神アーロン・ラムズデイルが先発に名を連ねて以降は、リーグ戦8試合負けなしのアーセナルだ。

 54歳のドイツ人指揮官は、ミケル・アルテタ監督が率いる絶好調の対戦相手について、以下のように印象を語っている。

「欧州カップ戦への出場権を得られなかったことは良いことではないが、それによってできた時間をミケルは明らかに有効に使っている。それに何人かの新戦力も加わったほか、確実に調子を取り戻した選手もいるし、(エミール)スミス・ロウや(ブカヨ)サカなど、若くてエキサイティングな選手たちがいる。シーズン当初とは明らかに違うチームだ」
 
 今後リバプールは1月2日までに毎週2試合ずつ戦い、リーグ戦、チャンピオンズ・リーグ、リーグカップの3つのコンペティションで13試合を消化する非常に厳しいスケジュールとなっている。

「(過密日程は)今回が初めてではないので、何が起こるかは分かっているし、楽しみにしているよ。しかし、週末には当然良いチームができるが、3日後にはまた試合があり、その3日後にもまた試合があるのはちょっとした問題だ。全ての試合に万全を期さなければならない」

 ちょうどいいタイミングで、9月に足首を負傷し、長期離脱が予想されていたハービー・エリオットをはじめ、故障者リスト入りしている選手に復帰の兆しが見えており、パワーアップされる選手層には少なからず自信を覗かせている。

「良い点は、この13試合の間にほとんどの怪我人が戻ってくることだ。ハービーも、とてもいい状態だ。急ぐことはできないが、彼が走っているのを見たときには本当に驚いたよ。完全に正常に見えるし、いい兆候だ。痛みも全くないので、次のステップに進むことができる」

 リバプールは、本拠地アンフィールドでアーセナルの無敗を止め、そこから再び連勝街道を突き進むことはできるか。南野拓実と冨安の日本人対決にも注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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