「精神的にきつかった」わずか1ゴールと不振のケインが苦悩を吐露。「残念なスタートとなってしまった」

2021年11月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「自分のフォームは必ず戻る」

ケインが慌ただしく過ごした夏を振り返った。(C)Getty Images

 悩めるトッテナムの大エース、ハリー・ケインが胸中を明かした。英紙『Daily Mail』が11月11日付けで伝えている。

 28歳のイングランド代表FWは、今夏にマンチェスター・シティへの移籍が濃厚とされながら、1億5000万ポンド(約210億円)とも言われる移籍金などがネックとなり、実現せず。下部組織から所属するトッテナムで11年目のシーズンを過ごしている。

 残留宣言時には「チームの成功のために100%集中して取り組むつもりだ」と意欲を見せたものの、持ち前の得点力は完全に鳴りを潜め、リーグ戦ではわずか1ゴールのみ。主砲の不調で当然ながらチームも低迷し、ヌーノ・エスピリト・サント監督が早々に解任され、アントニオ・コンテを招聘するなど、難しい時期が続いている。

 現在は代表活動中のケインは、12日に行なわれるワールドカップ欧州予選のアルバニア戦を前に、惜しくも準優勝に終わったEURO2020に移籍騒動と、例年以上に慌ただしく過ごした夏を振り返り、率直な心境を明かしている。
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「決して簡単なことではないよ。体力的にも精神的にも疲れているのに、3週間後にはプレミアリーグが開幕して、またすぐに試合に臨むことになるんだからね。身体が反応するには時間を要すし、個人的にもクラブにとっても、残念なスタートとなってしまったね。やるべきことはたくさんあるが、とにかく一生懸命にやることだ。自分のフォームは必ず戻る」

 そのうえで、肉体面もさることながら、特に精神面のセルフコントロールが難しかったことを認めている。

「トーナメントは肉体的に大変だと人々は言うが、精神的にも選手として多くのことを経験する。メジャートーナメントで夢に近付いたこと、それがあっという間に奪われてしまったこと。それにこの夏は、移籍の憶測が飛び交い、そうした状況に対処しなければならなかった。それは犠牲を伴うものだ」
 
 昨シーズンは23ゴールでリーグ得点王に輝いた点取り屋は、コンテ新監督の下、輝きを取り戻すことができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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