「劇的すぎて泣いた」首位磐田・山田大記の逆転弾にファン感涙!「これがジュビロの10番!」

2021年10月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

指揮官不在、得点源が出場停止という難しい状況だったが――

値千金の決勝弾を決めた山田。「股を抜けばキーパーが反応できないかなと思って」と、冷静なコントロールショットでチームを勝利に導いた。写真:徳原隆元

 チームに特大の歓喜をもたらすゴールだった。

 10月30日に行なわれたJ2リーグ第36節で、首位に立つジュビロ磐田は大宮アルディージャの敵地に乗り込み、2-1で勝利を収めた。

 9分と早い時間帯に先制を許す展開だったが、53分に山本康裕のゴールで試合を振り出しに戻す。試合は1-1のまま後半アディショナルタイムに突入。このまま引き分けで終わるかと思われた90+7分、山田大記が勝負を決める一撃を決める。

 後方からのロングボールに山田自らが反応し、そのこぼれ球をキープすると、対峙する相手の股を抜く左足シュートを流し込む。
【動画】劇的逆転弾!山田大記の鮮やか"股抜き"ショットをチェック!

 試合後、価値あるゴールを山田は次のように振り返る。

「競ったら、たまたま自分の前にボールがこぼれて、混戦だったので、股を抜けばキーパーが反応できないかなと思って思い切って打ったら、いいところに決まりました」

 直近2試合は連続引き分け。やや足踏み状態で「本当に勝ちが欲しい」状況だったが、「落ち着いてやろうと声を掛け合って、それが良い結果につながった」と振り返る。

 勝点2差で迫る2位の京都サンガF.C.は、同時刻にキックオフされた愛媛FC戦で1-0の勝利。磐田が大宮とドロー決着なら京都に勝点で並ばれたが、優勝争いのライバルを突き放す貴重な勝利となった。
 
 試合当日には、これまでチームの指揮を執ってきた鈴木政一監督が体調不良で検査入院中であることが発表されていた。さらにこの日は得点源のルキアンが出場停止。難しい状況で迎えた大宮戦だったが、チームは力強く戦い抜いた。

 山田の決勝弾を伝えたクラブの公式ツイッターには、「これはエグいて」「しびれたぜ」「山田ありがとう」「気迫のゴールはめっちゃ感動!」「これがジュビロの10番!!」「劇的すぎて泣いた」「熱すぎます」といったコメントが寄せられた。

 首位の座を堅持し、優勝に向けまたひとつ前進した磐田。山田は「次も大事な試合がくるので、切り替えて頑張りたい」と表情を引き締めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【ギャラリー】磐田の怒涛の反撃を支えたジュビロサポーター!
 

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