「本当にワクワクしている」グランパス柿谷が古巣相手のタイトルマッチに気合い十分。「全力でぶつかるだけ」

2021年10月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

「名古屋に来なかったら、この経験はできなかった」

古巣が相手となるタイトルマッチを楽しみにしている柿谷。“後輩”瀬古との対決も注目だ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 通算29回目を数えるリーグカップ(ルヴァンカップ)の決勝が、10月30日に埼玉スタジアム2002で行なわれる。

 今季のファイナルのカードは、名古屋グランパス対セレッソ大阪。決戦前日に名古屋のFW柿谷曜一朗がオンラインでの取材に応じた。

「決勝が決まった時から、本当にワクワクしています」

 対峙する相手はC大阪。4年前に同クラブが初めてルヴァンカップを制した時も知る柿谷とっては、下部組織時代から育ったクラブであり、昨季まで在籍していた古巣だ。

「僕が育った場所でもありますし、名古屋に来なかったら、このワクワクというか、この経験はできなかったなと思うし、すごく楽しみな一戦です」

 相手には当然ながら、よく知る元チームメイトがいる。成長著しい21歳のCB瀬古歩夢もそのひとりで、両者の対決にも注目が集まる。

「彼はこれからのサッカー界もそうですし、セレッソを背負っていく選手のひとり。同じチームでやっている時から、(柿谷自身と同じく)ユース出身というのもあって、少し甘く育てていた部分もあるんですけど、これだけ大きくなった歩夢と決勝の舞台で戦えるのは本当に幸せ」
 
 2万人が動員される当日のチケットは完売。多くの観衆が見守るなか、名古屋はどんな戦いを見せてくれるか。

「自分たちは今年、いろんな貴重な経験をして、チームがひとつになってここまで戦ってきた結果、こういう素晴らしい試合がたくさんできている一年なので。もちろん、僕にとっては、セレッソ大阪というチームが相手だと、少し意味が変わってくるかもしれないですけど、本当に、僕個人の思いではなくて、名古屋グランパスに関わるすべてのみんなで、タイトルを獲りに行きたい」

 2日前には天皇杯の準々決勝でもC大阪と相まみえ、名古屋は0-3で敗れている。タイトルマッチでリベンジできるか。背番号8は「チーム全員で、全力でぶつかるだけ」と気合いを入れた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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