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【セルジオ越後の天国と地獄】ACL8強は、W杯2次予選を突破したようなもの。手放しでは喜べないよ

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェスト編集部

2015年05月28日

昨季の“三冠王者”ガンバにはJリーグの面子がかかっているんだ。

ガンバは失点の多さが気になるが、彼らには日本のチャンピオンとして、そのプライドを忘れずに戦ってほしい。(C)Getty Images

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 とにかく、ガンバには日本のチャンピオンとして、そのプライドを持って戦ってほしい。日本を代表するクラブとして、背負うべきものの大きさ、ステータスを感じながらピッチに立ってほしいと思う。
 
 そういう意味では、レイソルとは置かれている立場が多少、違うと思うんだ。今季のリーグ戦での順位を見てもそうだけど、ガンバは上位にいるよね。もちろん、レイソルにも勝ってほしいし、期待しているけど、彼らの敗退とガンバのそれは、微妙に意味合いが異なると思うんだ。
 
 日本のリーグ王者の敗戦――。アジアというカテゴリーで考えた時、その事実がなにを示すのかを、ガンバの選手たちは今一度、肝に銘じてほしい。ガンバには、Jリーグの面子がかかっているとも言えるんだ。
 
 日本代表にも名を連ねる宇佐美に関しては、たしかに勝利に貢献するパフォーマンスを見せてはいるけど、ガンバは彼だけのチームではない。
 
 それでも、彼のゴールがニュースになるのは良いとして、アシストしてもその事実ばかりが紙面を賑わせる。でも宇佐美のゴールを誰がアシストしたかは、ほとんど取り上げられない。相変わらず、偏った報道には違和感を覚えるよ。
 
 そうやってアイドルを作るのはいいけど、これまで何度も言っているように、錯覚しないでほしいね。宇佐美の頑張りは認めるけど、ガンバは彼だけが支えているわけではない。レイソルのレアンドロほどの存在感ではないと思うよ。
 
 もっとも、今回はチャンスでもあるだろうから、さらなる奮起を楽しみにしている。
 
 チームとしては、ガンバにせよ、レイソルにせよ、いくら善戦したからといって、優勝しなければ意味がない。クラブ・ワールドカップに出場できるのは、大会を制した1チームだけ。本当の戦いはこれからだよ。
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