【J1採点&寸評】仙台×鹿島|貫禄の王者。前半で勝負を決めて、全選手が及第点以上に

カテゴリ:Jリーグ

古田土恵介(サッカーダイジェスト)

2017年04月16日

鹿島――ブレない監督の采配を高く評価したい。

遠藤(写真右)が決めたチーム3点目は、土居(写真中央)とのコンビネーションから生まれた。「息が合う」とはまさにこのことだ。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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MF
13 中村充孝 6.5
サイドでボールを受けるだけでなく、ダイアゴナルに入って仙台の最終ラインを翻弄する。その象徴的なシーンが昌子のパスを引き出した31分のシーン。ペナルティエリア内で石川直のファウルを誘って、PKを獲得した。
 
FW
8 土居聖真 6.5
最前線でパスを呼び込むと、狭いスペースでも華麗にターン。その後のチャンスメイクはボディブローのように効いていた。43分には遠藤と呼吸バッチリの落としで、ゴールをアシスト。後半になってトーンダウンしたが、減点材料にはならないだろう。
 
33 金崎夢生 6.5(83分OUT)
果敢なチェイシングでボールの出どころを封じる。普段と比べて凄みは足りなかったかもしれないが、彼のハードワークは攻守で必要不可欠だった。32分にはPKを冷静に沈めて相手の勢いを削いだ。
 
交代出場
FW
7 ペドロ・ジュニオール 6.5(83分IN)
金崎との交代で、ピッチに立つ。約10分間とプレータイムが短いなかでもカウンターから仙台のゴールネットを揺らす。まさに起用に応えるパフォーマンスだった。また、随所に巧みさも見せた。
 
MF
20 三竿健斗 -(85分IN)
J1通算500試合出場を達成した小笠原に代わって投入される。自身が入った意味、役割をしっかりと理解しながらプレーした。P・ジュニオールのゴールを生むパスも出して、自身の使い勝手を見事にアピール。
 
監督
石井正忠 6.5
守勢に回る時間帯が増えた後半にも、ブレることなく鹿島のサッカーを選手たちに貫かせる。P・ジュニオールを投入した選手交代も当たり、素晴らしい采配だったと言っていい。
 
取材・文:古田土恵介(サッカーダイジェスト編集部)
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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