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【セルジオ越後の天国と地獄】厳しいことを言うようだけど、日本が“強かった”わけではないよ

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2016年01月31日

協会はリオ五輪のノルマを設定すべきだ。

リオ五輪本選に向けたサバイバルがスタート。キャプテンの遠藤もうかうかしてはいられない。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

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 これからU-23代表の選手たちは、リオ五輪のメンバー入りをかけたサバイバルに挑む。その枠は、今予選よりも狭き門だ。世界との戦いを考えれば、やっぱりオーバーエイジは必要だからね。手倉森監督がどんな選手を選ぶか分からないけど、個人的には日本のベストと言えるチョイスをしてほしいと思っているんだ。
 
 ブラジルはネイマールの招集を考えているようだし、他の参加国も可能な限り、トップレベルのオーバーエイジを呼ぶだろう。そこで挑戦者である日本が育成を重視した人選をしていたのでは、始まる前から出遅れているようなものだ。日本が本気でメダルを狙いに行くなら、「選手を育てる」と言い訳をせず、勝つための人選をすべきだよ。
 
 それに、協会としてのノルマも設定すべきだろうね。今は「メダルが目標」と監督が言っているだけで、組織としてのノルマを明確にしていない。普通の会社であればノルマを設定し、その達成のためにプロジェクトを組むよね。そのうえで、ノルマを果たせなければ、トップが責任を取らされる。でも、日本のサッカー界はそういう普通の状態になっていないんだ。
 
 どんな結果でも責任を追及されない現状は、決して健全とは言えないよ。例えば、ブラジルが本大会のグループリーグで負けたら、監督は袋叩きだし、会長も辞任を迫られるだろう。世界を目指しているのなら、日本もそうした厳しさを持つべきじゃないかな。
 
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