活動量の多い選手は必然的にチーム戦術上、キープレーヤーとなる
僕が考える理想のスタメンのイメージはできている。システムは長谷部の位置取り次第で3バックにも変形可能な4−1−4-1(※見方によっては4-1-3-2とも言える)で、GKは川島永嗣、最終ラインは右から酒井宏樹、吉田麻也、槙野智章、長友佑都。長谷部は中盤の底がスタートポジションで、縦関係のフロントボランチに井手口陽介を置く。中盤の両サイドハーフには、左に香川真司か原口元気、右に本田圭佑もしくは堂安律。堂安に関しては、今シーズンの彼の成長は著しい。スケールの大きさを買われ、オランダ国内において、いまや小林祐希よりも評価が高い。将来性を考えても代表チームに呼ぶ価値は十分にある。
そして前線には大迫勇也と岡崎慎司。岡崎は大迫との縦関係で、トップ下に近い位置に置く。彼の活動量は世界でもトップレベルにある。トップ下にいながら、ボランチから前線までカバーする。日本は守備に追われる時間が多くなるだろうから、活動量の多い選手は必然的にチーム戦術上、キープレーヤーとなる。その意味で、井手口に求められる役割も同様だ。
両サイドにウインガーは置かない。ハリルホジッチのサッカーではつねに3トップを採用していたが、3トップを採用するということは、言い換えれば、サイドの高い位置で、攻撃の起点を作るということ。選手育成というビジョンにのっとれば、攻撃的なサッカーを目指したいが、結果を求める今大会では、まずは失点をしたくない。ならば、スタート時点からウイングを置く必要はない。
ワールドカップで、もし日本の“一発逆転”があるとすれば、初戦のコロンビア戦で勝ち点を拾うことが、絶対条件になるだろう。
名将ペケルマン率いるコロンビアは、今大会の優勝候補の一角に挙げられる。3月23日に日本がマリに敗れた夜、彼らは強豪フランスに逆転勝利を収めている。4年前のブラジル大会で日本はコロンビアに1対4で敗れたが、再びそうなる危険性もあり得るだろう。
そして前線には大迫勇也と岡崎慎司。岡崎は大迫との縦関係で、トップ下に近い位置に置く。彼の活動量は世界でもトップレベルにある。トップ下にいながら、ボランチから前線までカバーする。日本は守備に追われる時間が多くなるだろうから、活動量の多い選手は必然的にチーム戦術上、キープレーヤーとなる。その意味で、井手口に求められる役割も同様だ。
両サイドにウインガーは置かない。ハリルホジッチのサッカーではつねに3トップを採用していたが、3トップを採用するということは、言い換えれば、サイドの高い位置で、攻撃の起点を作るということ。選手育成というビジョンにのっとれば、攻撃的なサッカーを目指したいが、結果を求める今大会では、まずは失点をしたくない。ならば、スタート時点からウイングを置く必要はない。
ワールドカップで、もし日本の“一発逆転”があるとすれば、初戦のコロンビア戦で勝ち点を拾うことが、絶対条件になるだろう。
名将ペケルマン率いるコロンビアは、今大会の優勝候補の一角に挙げられる。3月23日に日本がマリに敗れた夜、彼らは強豪フランスに逆転勝利を収めている。4年前のブラジル大会で日本はコロンビアに1対4で敗れたが、再びそうなる危険性もあり得るだろう。
そうしたなか、日本がドローに持ち込んだだけでも、まさにサプライズだ。なにより選手たちが自信を取り戻すためには、グループリーグ最大のライバルでもあるコロンビア戦こそ、絶好のチャンスと捉えるべきだ。
もはや崖っぷちに立っている、といっても過言ではない日本。その現状を打ち破るためには、ピッチ上では失点ゼロで抑えるための現実的な戦い方を徹底し、選手たちの“リバウンド・メンタリティ”によって成功を収めてもらいたい。
もはや崖っぷちに立っている、といっても過言ではない日本。その現状を打ち破るためには、ピッチ上では失点ゼロで抑えるための現実的な戦い方を徹底し、選手たちの“リバウンド・メンタリティ”によって成功を収めてもらいたい。