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【コラム】なぜブラジル撃破後の西野氏はバルセロナへ渡り、代表選手はハリルの方針に異を唱えたのか?

カテゴリ:日本代表

加部 究

2018年04月10日

方法論不問の監督人選は今回に限った話ではない。“結果次第で監督任せ”の負の連鎖にピリオドを。

ハリルホジッチ監督の求めるサッカーに、日本の育成土壌で育まれてきた選手が異を唱えるのは、必然だった。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 ハリルホジッチ監督は、結果にこだわった人選だった。もっとも方法論不問で結果至上の監督人選は今回に限った話ではない。また今の日本の立ち位置を考えれば、結果を高望みする前に、どうしたら世界に伍していけるのかの根本を考えるべきだ。
 
 前回大会はザッケローニ指揮下で「自分たちのサッカー」を貫いて惨敗したが、就任2年目までは瞬間風速的に最強だった。下から突き上げるはずのプラチナ世代や、吉武博文監督が率いたU-17代表も、カウンターへの対処を課題とされたが、攻撃面では世界を唸らせた。しかしワールドカップというひとつのトーナメントで結果が出なかったことで、日本サッカーを象徴する代表チームは逆方向へと舵を切った。
 
 おそらくハリル体制の現状を見れば、ロシアで日本代表は結果のみならず、内容的にも絶望を突き付けられた可能性が高い。しかしあくまで失墜の責任は、ハリルホジッチを選択したJFAにある。この先どんな結果が出ようと、結果次第で監督任せの堂々巡りを続ける負の連鎖には、ピリオドを打つ必要がある。
 
取材・文●加部 究(スポーツライター)
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