【チーム採点・寸評】
川崎　７
勝たなければ優勝の可能性が消滅するゲームで幸先よく先制。後半は浦和の攻撃を受ける時間が続くも、割り切ってゴール前を固めた。内容どうこうより結果が求められた一戦で勝ち切った点は高く評価したい。
 
GK
１　チョン・ソンリョン　6.5
６分には武藤の至近距離からのヘッドをファインセーブ。31分にも高木の突破を食い止めてゴールに鍵をかけた。ただし、足を痛めたのかフィードの精度はイマイチだった。
 
DF
18　エウシーニョ　６
積極的なオーバーラップで右サイドからチャンスを演出。小林のシュートのこぼれ球を狙った30分のチャンスは惜しくも枠を外したが、攻撃に推進力をもたらした。
 
３　奈良竜樹　6.5
ズラタンと激しい攻防を繰り広げ、自由にプレーをさせなかった。31分には裏にパスを通されるなどポジションが曖昧なシーンはあったものの、最後までよく身体を張った。
 
５　谷口彰悟　6.5
約２年３か月ぶりの代表復帰を自ら祝うかのようなハイパフォーマンスを披露。気迫のこもったディフェンスで最終ラインを牽引した。先制点も彼のパスカットから始まった。
 
７　車屋紳太郎　６
オーバーラップはほどほどに守備面で貢献。フリーランを繰り返す武藤を粘り強くマークした。
 
MF
10　大島僚太　６
この日は“コンダクター”というより“潰し屋”という言葉の方が相応しいプレー内容だった。ボールへの食い付きが足りない部分はあったが、その姿からは勝利への強い欲求が感じられた。
 
21　エドゥアルド・ネット　6.5
時には最終ラインに戻って相手のクロスを撥ね返し、チャンスと見るやハードタックルで相手からボールを奪ってカウンターにつなげた。後半は足が止まりかけたが、前半のパフォーマンスはまさに“ボックス・トゥ・ボックス”と言えるものだった。
 
14　中村憲剛　６（90＋１分OUT）
攻撃面で際立ったプレーはなくとも、相手にボールを奪われた瞬間にパスコースを消すなど守備のタスクを忠実に遂行。実直に勝利を求めた。
 
41　家長昭博　6.5
菊池とマウリシオに前を塞がれながらも、上手く右サイドを突破。正確なクロスで小林のゴールをアシストした。テクニカルなプレーは随所で光った。
 
８　阿部浩之　６（78分OUT）
特筆すべきはその運動量。対面の森脇の攻め上がりを牽制しつつ、カウンター時には一気に駆け上がり周囲を助けた。