【浦和】ACL決勝弾、森脇良太が告白した「死」と「支え」について考えた日々

カテゴリ:Jリーグ

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2017年06月01日

「力強く生きたい」。

ストッパーで先発し、終盤はウイングバックでプレー。120分間、右サイドを走り続けた。写真:サッカーダイジェスト写真部

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「どんなことがあっても、死ぬことはできない。苦しくても、森脇良太は『死なない』と心に誓い、サポーターやクラブ、それに大好きな家族に支えられ、力強く生きたいと思いました。僕を信じてくれている人がいる限り、突き進んで、全力で生きていきたいです」
 
 その発言は、周囲にいた人を驚かせた。そして誰かに支えられている=サポーターがいること。浦和サポーターであり、チームメイト、スタッフ、そして家族……その存在へ何度も感謝をしていた。
 
 浦和レッズの一員として、重要な戦いが続く。済州との激闘から中3日の6月4日には、J1リーグの暫定首位に立つ柏とアウェーで対戦する。再び上昇気流に乗るためには負けられない一戦だ。森脇はチーム力をもっと向上できると感じている。
 
「(済州戦は)3-0いう結果だが、内容がパーフェクトだったとは言えません。カウンターを受けるシーンもあり、しっかり突き詰めていきたい。今日のように球際で戦って、規律を持って守り、さらにステップアップできると思っています」
 
 この夜、ヒーローインタビューに立った森脇に、浦和サポーターからの恒例の『歓喜のブーイング』は起きなかった。大きな拍手と歓声に包まれるなか、顔を再びくしゃくしゃにした森脇がホームで再出発を切った。
 
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
 

試合終了の瞬間、森脇は「言葉にできない感情が込み上げた」とピッチで倒れ込み涙をぬぐった。隣は青木(16番)。写真:サッカーダイジェスト写真部

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