序盤戦の山場で迎えた古巣対決。試合後は最大限の感謝の言葉も。
1年でJ1へ、という強い思いを持ったなかで迎えたJ2リーグ・14節の相手は、古巣である首位の湘南だった。そして、勝てば順位が逆転するという状況で、チームは3-0の快勝を収める(※14節終了時で1位・横浜FC、2位・福岡、3位・湘南)。その試合後、亀川は自らを育ててくれた湘南に、最大限の感謝の言葉を口にした。
「湘南にいた3年間で自分のベースというものはでき上がったというのはすごく感じています。それがなかったらオリンピックにも出られなかった。今も、そのベースを福岡で個人として出せているとは思っています。曺さんから教わった部分や湘南スタイルは個人でも出せるし、絶対に忘れてはいけない。湘南にいた時に『走るという部分でそれを嫌う監督はいない』と曺さんに言われて。それは自分の中で頭に残っていますし、福岡に行ってもう3年ですけど、忘れずにやっている部分でもあります」
湘南と福岡という異なる地で自らを育てくれたふたりの指揮官の存在が、亀川の根底を支えおり、まだ貪欲に成長したいという思いも強い。「上を目指してやり続ける」と会うたびに彼は、口にする。
18歳でサッカーを辞めようと思った少年は、6年の時を経て、見違えるほどに逞しさを増していた。
取材・文:竹中玲央奈(フリーライター)
「湘南にいた3年間で自分のベースというものはでき上がったというのはすごく感じています。それがなかったらオリンピックにも出られなかった。今も、そのベースを福岡で個人として出せているとは思っています。曺さんから教わった部分や湘南スタイルは個人でも出せるし、絶対に忘れてはいけない。湘南にいた時に『走るという部分でそれを嫌う監督はいない』と曺さんに言われて。それは自分の中で頭に残っていますし、福岡に行ってもう3年ですけど、忘れずにやっている部分でもあります」
湘南と福岡という異なる地で自らを育てくれたふたりの指揮官の存在が、亀川の根底を支えおり、まだ貪欲に成長したいという思いも強い。「上を目指してやり続ける」と会うたびに彼は、口にする。
18歳でサッカーを辞めようと思った少年は、6年の時を経て、見違えるほどに逞しさを増していた。
取材・文:竹中玲央奈(フリーライター)