【J1採点&寸評】仙台×鹿島|貫禄の王者。前半で勝負を決めて、全選手が及第点以上に

カテゴリ:Jリーグ

古田土恵介(サッカーダイジェスト)

2017年04月16日

鹿島――後半に反撃を食らうが、全体として好パフォーマンス。

【警告】仙台=石川(31分)、クリスラン(53分) 鹿島=山本(16分)、小笠原(59分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】西 大伍(鹿島)

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【鹿島|採点・寸評】
鹿島 7
前半は完璧と言っても差し支えないパフォーマンス。ボールを支配しながら急所を抉る縦パスを入れて、確実にチャンスを仕留めた。後半こそ守勢に回る時間が多く、CKからゴールネットを揺らされたが、前掛かりの相手の息の根を止める4点目は「鹿島らしい」と言える。
 
GK
21 曽ケ端準 6.5
相手を怖がらずに飛び出して危機を回避する様は守護神のそれ。失点を喫したものの、プレーは終始安定しており、勝利で自身のJ1通算500試合出場に華を添えた。
 
DF
22 西 大伍 7 Man of The Match
ボールを落ち着かせ、タイミング良くパスを通し、絶妙なオーバーラップを披露。ハーフライン付近からドリブルで持ち込み、ステップで平岡をかわして決めた先制点は感嘆の声が漏れるほど。
 
5 植田直通 6.5
クリスランの高さや強さ、佐々木の俊敏さに手を焼く場面も。ただ、決定的にやられたシーンはなく、粗さも目を瞑れる範囲。闘志を内に秘めて、集中力を最後まで切らさずによく戦い抜いた。
 
3 昌子 源 6.5
最終ラインを見事に統率。ロングボールに対しても冷静に対処した。31分にはスルーパスを中村に通してPKを呼び込む。失点は自身のマーク、クリスランに決められたもので少々厳しくなるが0.5を減点することに。
 
16 山本脩斗 6.5
前半はチーム全体がほぼ完璧だったために、そこまで目立たず。しかし、後半の仙台が勢いづいた後に真価を発揮する。味方には気の利いた、敵には嫌な位置取りを続けていた。
 
MF
6 永木亮太 6.5
豊富な運動量で自軍ペナルティエリアから相手陣ペナルティエリアまでをカバー。ボックス・トゥ・ボックスの意味を示していた。ただし、「7」とした西や遠藤に比べたらインパクトは大きくないか。
 
40 小笠原満男 6.5(85分OUT)
J1通算500試合出場を達成した“鹿島の魂”。汚れ役を厭わず、積極的に身体を張ってフィルターになるとともに、攻撃時には舵取りもこなす。なぜ第一線にいられるのかが理解できるパフォーマンスだった。
 
25 遠藤 康 7
高いテクニックで対峙したDFを翻弄。細かいスペースをすり抜けるドリブル、周囲の押し上げを助けるキープを見せつける。土居とのパス交換から狙いすましたシュートで挙げたチーム3点目には技術力が詰まっていた。
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