活用パターン3/後継者不在の「リベロ」で育てる
活用パターン3/後継者不在の「リベロ」で育てる
遠藤は昨季の湘南で、アンドレ・バイア不在時にリベロとしてプレーし、シーズン終盤の鹿島、新潟戦の連勝などに大きく貢献している。ラインの上げ下げなど周囲との呼吸が絶妙で、自らの間合に相手を誘い込んでボール奪取に成功。まさに守備の要として引き締めた。
浦和のリベロはこの3年間、那須が不動の地位を築いてきた。しかし、控えの永田は失点に直結するようなミスが目立ち、緊急起用が増えた阿部もスピードや球際で後手を踏むなど、「第2のリベロ」不在の状況が続いている。
なにより今年35歳を迎える那須に、フル稼働を期待するのは酷だ。足技を備えた大型DFのイリッチもリベロでの適性が試されている。
ただ、世代交代を視野に入れなければいけないポジションである。「堅守・浦和」を築くうえでも、将来まで長い目で見れば、遠藤のリベロ起用は大きな魅力を秘めていると言える。
文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
遠藤は昨季の湘南で、アンドレ・バイア不在時にリベロとしてプレーし、シーズン終盤の鹿島、新潟戦の連勝などに大きく貢献している。ラインの上げ下げなど周囲との呼吸が絶妙で、自らの間合に相手を誘い込んでボール奪取に成功。まさに守備の要として引き締めた。
浦和のリベロはこの3年間、那須が不動の地位を築いてきた。しかし、控えの永田は失点に直結するようなミスが目立ち、緊急起用が増えた阿部もスピードや球際で後手を踏むなど、「第2のリベロ」不在の状況が続いている。
なにより今年35歳を迎える那須に、フル稼働を期待するのは酷だ。足技を備えた大型DFのイリッチもリベロでの適性が試されている。
ただ、世代交代を視野に入れなければいけないポジションである。「堅守・浦和」を築くうえでも、将来まで長い目で見れば、遠藤のリベロ起用は大きな魅力を秘めていると言える。
文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)