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【連載】識者同士のブンデス放談「15歳の少年をトップチームの練習に招集したバイエルンの真意は」

カテゴリ:ワールド

遠藤孝輔

2015年04月14日

セカンドチームは好調なシュツットガルト。その理由は――。

今シーズンは苦戦が続くシュツットガルトだが、セカンドチームは3部で奮闘中。ブンデス放談第1回はユース事情に迫った。 (C) Getty Images

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遠藤:シュツットガルトは育成の名門としても知られていますが、セカンドチームが好調を維持しつづけている理由は?
 
河岸:私見ですが、試合内容より結果を重視しているからでしょう。セカンドチームを育成の場と考えれば、結果に比重を置くのはどうかと思いますが……。
 
遠藤:シュツットガルトⅡの顔ぶれを見ると、ウクライナにリトアニア、オーストラリアと、国際色が豊かですよね。
 
河岸:そうですね。ちなみに、U-17のキャプテンはイングランド人です。イングランドU-17代表でも腕章を巻いていますよ。
 
遠藤:ユースにグローバル化の波が押し寄せたのは最近ですか?
 
河岸:それほどグローバル化しているわけではありませんよ。プロリーグ所属のU-23(セカンドチーム)は国際色豊かですが、ドイツには国内、地元の選手をメインに育成するという規定がありますから。ただ、ヨーロッパの選手は日本人より“外国”という意識を持ちにくい。とくにヨーロッパ諸国でプレーすることへの抵抗感は小さいんです。なにしろ国と国の距離が近いので。発想としては外国というより同じEU圏になりますね。
 
構成・文:遠藤孝輔
協力:河岸 貴
 
【識者プロフィール】
河岸 貴
1976年、石川県野々市市生まれ。金沢大学教育学部~同大学院教育学研究科保健体育専攻修了。高校の体育教師を経て2004年に渡独、06年からVfBシュツットガルトの育成の指導者となる。11年2月から岡崎慎司、12年1月から酒井高徳の通訳を務めると同時に、監督・コーチのサポート役として13年8月までトップチーム在籍。その後、スカウトを経て、14年7月からインターナショナル部門の日本事業全般を担当。UEFA Bライセンスを保持し、昨年JFA A級指導者ライセンスを修了。
 
遠藤孝輔
1984年、東京都中野区生まれ。2005年から『ワールドサッカーダイジェストEXTRA』誌、07年から『ワールドサッカーダイジェスト』誌の編集部に所属し、ドイツ代表およびブンデスリーガを担当。ニコニコ生放送の「ブンデスリーガチャンネル」でゲスト解説を務めた時期も。14年に日本スポーツ企画出版社を退社。現在はフリー。
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