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悲願の長身FW獲得も共通理解なく土壇場の失点に… 仙台はハーフナー・マイクをどう生かす?

カテゴリ:Jリーグ

小林健志

2018年07月30日

最後の時間の使い方が稚拙すぎた

仙台の渡邉監督はハーフナー加入を歓迎するも、共通理解の重要性を語った。写真:徳原隆元

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最後の時間の使い方が稚拙すぎた
 
 渡邉晋監督はハーフナーを投入した影響についてこう語った。
「マイクが出たことによってクロスボールのターゲットを明確にしたかったが、わりと早めにクロスを上げる場面が目立った。もう少し相手陣内に押し込んだ状態でクロスを上げれば相手も戻ってカウンターも防げたはずだが、オープンな状況になってしまった。逆転ゴールを決めたもののその流れのままアディショナルタイムを過ごしたのがすべて」
 可能性の低いクロスボールやロングボールが増え、こぼれ球を拾われてカウンターを受けてしまったことを悔やんでいた。
 
「われわれにとってマイクのようなターゲットになる選手は久しぶりで、彼の良さを生かそうと思えばどんどんボールを供給するのはあってしかるべきだが、最後の時間の使い方であまりにプレーを共通にさせてしまった」
 仙台にとって長身FW獲得は悲願であり、久々の存在ではあるが、チームとして彼をどう生かすのか、まだ確固たる共通理解が無い。そのため工夫のないロングボールやクロスボールが増えて、致命的なミスにつながってしまった。
 
「1回プレーを整理させれば大丈夫だと思うが、整理するにしても、あまりにも痛い(勝点)マイナス2だった」と嘆いた渡邉監督。今後ハーフナーをどう生かすか、仙台らしくもう一度細かい立ち位置を練習で落とし込み、選手の共通理解を深める必要があるだろう。

取材・文●小林健志(フリーライター)
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