過去の移籍と同様にクラブの人気や知名度は考慮しなかった
これまでの実績と経験、チームへの貢献度を高く評価して鹿島側は慰留したが、本人の意志は変わらなかった。関心のあるクラブに移籍の意志と自身の希望を提示し、条件にあったチームを選び、自身のビジョンと照らし合わせた。過去の移籍の際と同様に、クラブの人気や知名度などは考慮しない。プロとしての評価である年俸、いかに己の持ち味を発揮できる場所か、自分を必要としてくれるクラブなのかを考えた。
鳥栖は下位に低迷するが今夏、元スペイン代表FWのフェルナンド・トーレスを獲得。前線のテコ入れで巻き返しを図り、そして上位進出を狙うビジョンを金崎に示した。竹原稔社長は「(獲得経緯は)話すことはできないが、経験のある選手。後半戦の起爆剤になってくれるだろう」と期待を寄せる。
29歳とこれからが脂の乗る年齢。金崎の新たな挑戦が始まった。
構成●本誌編集部
29歳とこれからが脂の乗る年齢。金崎の新たな挑戦が始まった。
構成●本誌編集部