「“楽しいな”って思ってやるからこそ、見ている人も楽しいと思う」
FWとして起用され、再び輝きを放ち始めた背番号8。ポジションだけではなく、コンディションの良さも好調の一因だ。一昨年に右足首を手術したことにより、昨季の夏場頃までは常に違和感を抱えながら戦っていた。今季も左足甲の骨にヒビが入った状態のまま開幕を迎え、さらに左足首にも痛みが生じたこともあったが、今では完治している。4月の過密日程の最中でも、自主的に居残りでシュート練習に取り組もうとしたほどだった。
13節を終えて4位。ACLも平行して戦ってきたなかで、現在の順位は合格点と言える。ただ、柿谷に満足感は一切ない。
「“勝てばいい”っていうもんじゃないから。プレーしている選手が“楽しいな”って思ってやるからこそ、見ている人も楽しいと思う。そこ(攻撃)に突出したサッカーをできるのが自分たちの魅力やと思っているし、それを突き詰められる選手もいるから」
13節を終えて4位。ACLも平行して戦ってきたなかで、現在の順位は合格点と言える。ただ、柿谷に満足感は一切ない。
「“勝てばいい”っていうもんじゃないから。プレーしている選手が“楽しいな”って思ってやるからこそ、見ている人も楽しいと思う。そこ(攻撃)に突出したサッカーをできるのが自分たちの魅力やと思っているし、それを突き詰められる選手もいるから」
昨季より攻撃面の質の向上を掲げているなか、公式戦初戦となったゼロックス杯・川崎戦ではその片鱗を見せたが、リーグが始まってからは思うように破壊力のある攻撃を見せられていない。ACLに敗れたことで、悲願のJ1制覇に重点を置いていくことになった今季。タレント揃いのC大阪にあっても唯一無二と言える柿谷が、最前線でチームを引っ張っていく。