日本代表がお手本とすべき戦い方のヒントはフランクフルトのサッカーに隠されている
しかし、監督を替えれば勝てるほど、ワールドカップの戦いは甘くない。現時点では依然として、日本が目標としているグループリーグ突破の可能性は限りなく低いと予想せざるを得ない。
弱者の立場にある日本が勝つ道はひとつ。失点をゼロで抑える組織力を身につけることだ。そのためには、限られた準備期間のなか、西野監督のやり方を理解し、とにかく早くメンバーを固定して戦うことがポイントになる。
メンバー選考は、おそらくこれまでの流れに沿ったものになるだろうが、短期間でチームがひとつにまとまるためには、高いリーダーシップと戦術理解力を誇る長谷部誠を生かさない手はない。
日本代表ではボランチの位置でプレーしている長谷部だが、所属クラブのフランクフルトでは主にリベロとしてプレーしている。日本代表がお手本とすべき戦い方のヒントは、まさにフランクフルトのサッカーに隠されている、といっても過言ではないだろう(※フランクフルトは4月11日現在、EL出場圏内の5位につける)。
つまり、長谷部をボランチからリベロへコンバートさせるのだ。8年前の代表チームで言えば、阿部勇樹がアンカー役としてプレーしていたが、その役割とは違う。リベロの長谷部が状況に応じて、自由にポジションを移動させる。チームの“ヘソ”としてオーガナイズしていく格好だ。フランクフルトの長谷部はチームに落ち着きをもたらしているし、なにより彼のパフォーマンスもボランチでプレーするよりも安定している。
弱者の立場にある日本が勝つ道はひとつ。失点をゼロで抑える組織力を身につけることだ。そのためには、限られた準備期間のなか、西野監督のやり方を理解し、とにかく早くメンバーを固定して戦うことがポイントになる。
メンバー選考は、おそらくこれまでの流れに沿ったものになるだろうが、短期間でチームがひとつにまとまるためには、高いリーダーシップと戦術理解力を誇る長谷部誠を生かさない手はない。
日本代表ではボランチの位置でプレーしている長谷部だが、所属クラブのフランクフルトでは主にリベロとしてプレーしている。日本代表がお手本とすべき戦い方のヒントは、まさにフランクフルトのサッカーに隠されている、といっても過言ではないだろう(※フランクフルトは4月11日現在、EL出場圏内の5位につける)。
つまり、長谷部をボランチからリベロへコンバートさせるのだ。8年前の代表チームで言えば、阿部勇樹がアンカー役としてプレーしていたが、その役割とは違う。リベロの長谷部が状況に応じて、自由にポジションを移動させる。チームの“ヘソ”としてオーガナイズしていく格好だ。フランクフルトの長谷部はチームに落ち着きをもたらしているし、なにより彼のパフォーマンスもボランチでプレーするよりも安定している。
長谷部がつねに後ろにいてくれれば、必然とサイドバックもオーバーラップしやすくなる。酒井宏樹と長友佑都の走力は、日本において数少ない武器のひとつでもある。彼のスプリント力を生かさない手はない。そういった意味においても、長谷部をリベロとしてプレーさせる価値は大きいと見ている。