遠藤曰く「今もシュートはうまいし、安定してくれば、もっと成長していくと思う」
中村は3月3日のリーグ戦の鹿島戦でも、後半開始からピッチに立った。21分には長沢駿からのワンツーを受けてエリア内左サイドでフリーとなり、右足を振り抜いたがシュートは左ポストを叩いた。この時もニアサイドを狙ったが「一瞬、ファーサイドも考えたけど、右からDFが寄せてきていた。ニアを抜ける、と自信があったので。あれは決めなければいけなかった」と語っていた。
このシュートが、中村にとってプロで初めて迎えた決定機。そんなチャンスでもしっかりと周囲の状況を事細かに語れるあたりに、DFやGKの包囲をかいくぐってシュートを狙うストライカーに必要不可欠な状況把握能力が高いことを感じさせた。
このシュートが、中村にとってプロで初めて迎えた決定機。そんなチャンスでもしっかりと周囲の状況を事細かに語れるあたりに、DFやGKの包囲をかいくぐってシュートを狙うストライカーに必要不可欠な状況把握能力が高いことを感じさせた。
そんな中村を、チームメートの元日本代表の遠藤保仁はこう評している。
「まだ17歳なので経験が足りない部分はあるし、身体もできていないところもある。成長していく中で、もっとパワーもついてくれば、シュートの威力も上がっていくと思う。でも今もシュートはうまいし、安定したパフォーマンスを発揮できるようになってくれば、もっと成長していくと思う」
180センチ75キロと、すでに体格はプロの中でも見劣りしない中村だが、DFをちぎるような瞬発力や当たりの力強さが出てくるのはこれからだろう。今はまだ、1学年下のFC東京の久保建英に注目度では劣っている。しかしこの春に高校3年生となるG大阪の背番号38が、久保にも負けないスケールの大きさを感じさせることは確かだ。
取材・文●金川 誉(スポーツ報知)
「まだ17歳なので経験が足りない部分はあるし、身体もできていないところもある。成長していく中で、もっとパワーもついてくれば、シュートの威力も上がっていくと思う。でも今もシュートはうまいし、安定したパフォーマンスを発揮できるようになってくれば、もっと成長していくと思う」
180センチ75キロと、すでに体格はプロの中でも見劣りしない中村だが、DFをちぎるような瞬発力や当たりの力強さが出てくるのはこれからだろう。今はまだ、1学年下のFC東京の久保建英に注目度では劣っている。しかしこの春に高校3年生となるG大阪の背番号38が、久保にも負けないスケールの大きさを感じさせることは確かだ。
取材・文●金川 誉(スポーツ報知)