横浜が再構築に入るなか、昨季2冠のC大阪は――
攻撃の軸となる天野純は、今季はサイドあるいは左のインサイドハーフが主戦場になる可能性が高い。昨年はトップ下で前後左右に顔を出し、攻撃の組み立てをしていたが今年は左サイドのユン・イルロク、山中亮輔らとともにゲームを作り、右サイドでダビド・バブンスキー、イッペイ・シノヅカらが決めるパターンを構築しているという。だが、連係面、新戦力の融合も含めて「攻撃の再構築には時間が必要」と厳しい表情だ。
守備もアンカーを置くことになり、変化が見られる。
宮崎でアンカーに入っていたのは喜田拓也と扇原だが、ふたりともアンカーの両脇のスペースをどうケアしていくのか。センターバック、サイドバックと試行錯誤しながらやっているが、うまくハマらないようだった。
昨季はゾーンで守る組織的な守備が機能していた。局面でも球際の激しさ、スペースのケアができていた。状況が悪い時は無理せず、引いて守り、チャンスをうかがう余裕もあった。今季は良いところを継承しつつ、システムの変化で生じる穴を埋めていく作業が進行中だが、昨季と同レベルを維持できるかは不透明だ。
沖縄・石垣合宿では、天野がBチームでスタートしたように、選手の見極めと戦術の擦り込みはまだ続いている。練習試合で福岡(0-2)に敗れるなど良い結果が出ていない。
このままだと序盤戦はけっこう苦労しそうだ。
一方、横浜の練習場から車で3分内程度の場所でキャンプを張るセレッソ大阪は非常に順調だ。
選手の数が増えて大所帯になったが、練習中に選手の声がよく出ているし、ムードも良い。昨季、ルヴァンカップ、天皇杯の2冠を獲り、チームも選手も自信に満ちている。これはチャンピオンチームにしかない独特のものだ。「今年もやるだろうなぁー」と感じさせてくれたわけだが、それにはもちろん理由がある。
2冠達成の主力メンバーである水沼宏太、山口蛍、柿谷曜一朗、清武弘嗣、ソウザらがそのまま残っていること。また、今年は高木俊幸、田中亜土夢、ヤン・ドンヒョンら10名の新戦力を獲得し、ACLなどの過密日程に対応する策も講じている。
守備もアンカーを置くことになり、変化が見られる。
宮崎でアンカーに入っていたのは喜田拓也と扇原だが、ふたりともアンカーの両脇のスペースをどうケアしていくのか。センターバック、サイドバックと試行錯誤しながらやっているが、うまくハマらないようだった。
昨季はゾーンで守る組織的な守備が機能していた。局面でも球際の激しさ、スペースのケアができていた。状況が悪い時は無理せず、引いて守り、チャンスをうかがう余裕もあった。今季は良いところを継承しつつ、システムの変化で生じる穴を埋めていく作業が進行中だが、昨季と同レベルを維持できるかは不透明だ。
沖縄・石垣合宿では、天野がBチームでスタートしたように、選手の見極めと戦術の擦り込みはまだ続いている。練習試合で福岡(0-2)に敗れるなど良い結果が出ていない。
このままだと序盤戦はけっこう苦労しそうだ。
一方、横浜の練習場から車で3分内程度の場所でキャンプを張るセレッソ大阪は非常に順調だ。
選手の数が増えて大所帯になったが、練習中に選手の声がよく出ているし、ムードも良い。昨季、ルヴァンカップ、天皇杯の2冠を獲り、チームも選手も自信に満ちている。これはチャンピオンチームにしかない独特のものだ。「今年もやるだろうなぁー」と感じさせてくれたわけだが、それにはもちろん理由がある。
2冠達成の主力メンバーである水沼宏太、山口蛍、柿谷曜一朗、清武弘嗣、ソウザらがそのまま残っていること。また、今年は高木俊幸、田中亜土夢、ヤン・ドンヒョンら10名の新戦力を獲得し、ACLなどの過密日程に対応する策も講じている。