【U-23】“主将”神谷優太の脳裏に刻まれたあの落選 「東京五輪まで主力で」の決意の裏側

カテゴリ:日本代表

川端暁彦

2018年01月11日

U-20W杯のメンバーから落選した記憶は脳裏に深く刻まれている。

森保監督も神谷の統率力と実力を高く評価している。だからこそ、今大会のキャプテンに据えた。(C) Getty Images

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「でも(キャプテンになって)浮かれているようではダメ。いつ、前のU-20W杯の時のように落とされるかも分からないし、自分はそれをいつも心に持ちながら、危機感を感じながらやっている。(今日も)ひとつミスがありましたけど、ああいうところも後ろと合わせていかないと」(神谷)
 
 昨年5月のU-20W杯、アジア予選ではレギュラーとしてプレーしていた神谷の名前は、メンバーリストに入っていなかった。あまりにショッキングな決定は、神谷の中に深い自戒の心を刻み込んだ。調子に乗っているつもりはなかったが、どこかに緩みはあったかもしれない。

 その想いは、いま神谷が前に進むための原動力ともなっている。ひたすらチームの勝利に献身し、2020年の夏まで指揮官に必要だと思われる選手であり続けること。この大会でも、そのスタンスに揺らぎはない。
 
取材・文●川端暁彦(フリーライター)
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