「なんか負けた雰囲気になっていた」(昌子源)
「比べるものじゃないけど」「経験豊富な選手が多い鹿島にいたって、それはないと思うけど」と断りを入れたうえで、「ホームで勝てなかったのが大きかったんじゃないかな」と俊輔は推察する。
「2013年、僕らはホームで新潟に勝てば優勝できたんだけど……。それから川崎戦までの1週間、練習もなんかおかしかった。それは覚えている。ホームで決められなくて、その次のアウェーまでは、すごく過ごし辛かったというか。ポジティブな感じにしようとしているんだけど、無理しているみたいな雰囲気になったり」
先述したとおり、鹿島は前節の柏戦で勝ちきれなかった。ドローで勝点1を上積みしたが、「なんか負けた雰囲気になっていた」(昌子源)だけに、少なからずダメージは残っていたのだろう。そうして迎えた磐田戦を振り返った遠藤康は、「硬さがあったのでは?」という質問に、「もちろん、それはありました」と認めている。
ここぞという時の憎らしいほどの勝負強さは、“常勝軍団”と称えられる鹿島の専売特許でもある。しかし、今季はそれを発揮できなかった。持てる力を出し切れないまま、まさかの無冠で、2017シーズンは幕を閉じた。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
「2013年、僕らはホームで新潟に勝てば優勝できたんだけど……。それから川崎戦までの1週間、練習もなんかおかしかった。それは覚えている。ホームで決められなくて、その次のアウェーまでは、すごく過ごし辛かったというか。ポジティブな感じにしようとしているんだけど、無理しているみたいな雰囲気になったり」
先述したとおり、鹿島は前節の柏戦で勝ちきれなかった。ドローで勝点1を上積みしたが、「なんか負けた雰囲気になっていた」(昌子源)だけに、少なからずダメージは残っていたのだろう。そうして迎えた磐田戦を振り返った遠藤康は、「硬さがあったのでは?」という質問に、「もちろん、それはありました」と認めている。
ここぞという時の憎らしいほどの勝負強さは、“常勝軍団”と称えられる鹿島の専売特許でもある。しかし、今季はそれを発揮できなかった。持てる力を出し切れないまま、まさかの無冠で、2017シーズンは幕を閉じた。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)