久保は局面でやや時間がかかりすぎて…。
その他では、ニュージーランド、ハイチと戦った10月シリーズに続き、今回の2連戦でもCBで先発した槙野智章も、ハリルホジッチ監督に良い印象を与えたに違いない。
ブラジル戦では、3失点目につながるクロス対応では力が及ばずも、CKからヘディングシュートを決めて、1ゴールを記録。ベルギー戦では体格差のあるロメル・ルカクと激しくマッチアップし、簡単には負けなかった。本人も「自分の良さをハッキリと出せた2ゲームだった」と良い感触を掴めたようだ。
逆に、本領を発揮できなかったのが原口元気だ。クラブでは思うように出場機会を得られておらず、コンディションが万全ではなかったのか、ハードワークは健在も、持ち前の突破力は鳴りを潜めたまま。カウンターでの推進力も不足気味だった。
久保裕也も今ひとつの出来だった。ボールを足もとに収めてから、敵をいなす技術は通用したが、局面でやや時間がかかりすぎ、囲まれて好機を逸するプレーが目についた。浅野のようにスピードを生かして縦に抜ききるより、カットインからのフィニッシュワークで怖さを与えるタイプなだけに、周囲とのコンビネーションをさらに深めていきたい。
その浅野は、先述したブラジル戦のビッグチャンスをモノにできなかったのが痛恨だ。グラウンダーのクロスをしっかりとミートできなかったように、ハイレベルのスピードやプレッシャーの中でもブレない基本技術を身に付けなければ、ワールドカップでの活躍は難しいだろう。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
ブラジル戦では、3失点目につながるクロス対応では力が及ばずも、CKからヘディングシュートを決めて、1ゴールを記録。ベルギー戦では体格差のあるロメル・ルカクと激しくマッチアップし、簡単には負けなかった。本人も「自分の良さをハッキリと出せた2ゲームだった」と良い感触を掴めたようだ。
逆に、本領を発揮できなかったのが原口元気だ。クラブでは思うように出場機会を得られておらず、コンディションが万全ではなかったのか、ハードワークは健在も、持ち前の突破力は鳴りを潜めたまま。カウンターでの推進力も不足気味だった。
久保裕也も今ひとつの出来だった。ボールを足もとに収めてから、敵をいなす技術は通用したが、局面でやや時間がかかりすぎ、囲まれて好機を逸するプレーが目についた。浅野のようにスピードを生かして縦に抜ききるより、カットインからのフィニッシュワークで怖さを与えるタイプなだけに、周囲とのコンビネーションをさらに深めていきたい。
その浅野は、先述したブラジル戦のビッグチャンスをモノにできなかったのが痛恨だ。グラウンダーのクロスをしっかりとミートできなかったように、ハイレベルのスピードやプレッシャーの中でもブレない基本技術を身に付けなければ、ワールドカップでの活躍は難しいだろう。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)