【セルジオ越後】厳しい内容の2連戦。マッチメイクは「ミス」ではなかったね

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェスト編集部

2017年10月11日

欧州組のパフォーマンスには、物足りなさを覚える。

欧州組はインパクトを欠く出来に。香川(10番)は、終盤に1得点を挙げたが、それ以外ではあまり目立てなかった。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 もうひとつ気になるのが、いまひとつ“これ”という選手が見当たらないこと。チームの軸として、計算が立つ活躍をしてくれる選手が今の日本にはいない。一時期、「新エース」と言われていた久保にしろ、最終予選のオーストラリア戦でインパクトを残した井手口にしろ、試合によってパフォーマンスが変わってしまう。原口も、以前ほどの勢いが感じられなくなった。

 特に欧州組は、物足りなさを覚えるよ。慢心しているなずはないと思うけど、どこか「胡坐」をかいているように思ってしまうんだよね。「さすがだな」って思わせてくれるようなアピールが足りない。

 例えば、先のニュージーランド戦後、今回のマッチメイクへの意義に疑問を呈した香川の発言が話題になったけど、そもそも、今の代表チームでの立場を考えたらそういうことを言っていられないはずだよ。

 ザックジャパン時代の香川だったらまだ分かる。でも、クラブでも代表でも完全なレギュラーではない今は、ポジション争いに勝つために、必死に戦うべきなんじゃないかな。本人がどんな思いで言ったのかは分からないけど、少なくとも僕には慢心のように聞こえた。11月シリーズで、メンバーから外すくらいの刺激を与えても良いと思う。

 いずれにせよ、10月の2試合(ニュージーランド、ハイチ戦)では、格下相手に収穫を得るどころか、課題ばかりが噴出してしまった。11月のブラジル、ベルギーとの2試合で、なんとか面子を保ってくれるような試合ができなかったら、来年のワールドカップに向けて、ますます追い込まれるような気がしてならない。

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