バルサは想定外の巨額な“収入”に混乱
一方、選手の放出によって得た利益のランキングは以下の通り。ひとえに売却益といっても、余剰戦力を売り払ったケース、育成型のチームが熟成した選手を高額で売却したケース、そして売る予定のなかった選手を引き抜かれたケースなど、こちらもその内情は様々である。
1位のバルセロナは、まさに想定外の“収入”だった。MSNの一角で主力中の主力だったネイマールに去られた後の混乱ぶりが、この事象のネガティブぶりを物語っていた。
また、バルサは本来、余剰戦力の整理も今夏の課題だったが、こちらは多くが残留。宿敵R・マドリーが、モラタ(→チェルシー)、ダニーロ(→マンチェスター・C)らを売却して高額な移籍金を手にしたのとは対照的である。
ここでは、モナコのように多くの主力を引き抜かれたチーム、バルサ、ドルトムント、ユベントス、エバートンのように、1人に高い値がついたチームが上位に名を連ねている。
◇売却益ランキング
1位 バルセロナ 2億2600万ユーロ(約289億円)
2位 モナコ 1億7750万ユーロ(約227億円)
3位 ドルトムント 1億6650万ユーロ(約213億円)
4位 ベンフィカ 1億3085万ユーロ(約167億4000万円)
5位 ユベントス 1億2390万ユーロ(約158億5000万円)
6位 R・マドリー 1億2300万ユーロ(約157億7000万円)
7位 チェルシー 1億2280万ユーロ(約157億円)
8位 リヨン 1億1955万ユーロ(約153億円)
9位 ローマ 1億1425万ユーロ(約146億円)
10位 エバートン 1億738万ユーロ(約137億4000万円)
最後に、投資額と売却益の差額を見てみると、プラスの部の1位はベンフィカ。エデルソン(→マンチェスター・U)、リンデロフ(→マンチェスター・U)、セメド(→バルセロナ)、ミトログル(→マルセイユ)を高額で放出した一方で、補強に費やしたのはわずか885万ユーロ(約11億3000万円)だった。
ドルトムントは「デンベレ・マネー」が大きく、モナコは前述した通り。リヨンもラカゼット(→アーセナル)、トリソ(→バイエルン)の売却益が大きかった。R・マドリーは理想的な収支のバランスと言えるだろう。
マイナスの部門で1位は、当然ながらパリSG。オーリエ(→トッテナム)、マテュイディ(→ユベントス)を売り払っても、ネイマール獲得に費やした2億ユーロ超をカバーすることは到底できていない。そして先日、ファイナンシャルフェアプレー抵触の疑いでUEFAが調査することを発表している。
他クラブについても、積極的に補強を展開したチームばかりであり、ミランがプレミア勢の上に来たことを除けば、その順位にさほどの驚きはない。
◇差額ランキング(プラス)
1位 ベンフィカ 1億2200万ユーロ(約156億円)
2位 ドルトムント 8377万ユーロ(約107億円)
3位 R・マドリー 7650万ユーロ(約98億円)
4位 モナコ 7550万ユーロ(約96億円)
5位 リヨン 6905万ユーロ(約88億3000万円)
◇差額ランキング(マイナス)
1位 パリSG 1億7300万ユーロ(約221億4000万円)
2位 ミラン 1億6385万ユーロ(約209億7000万円)
3位 マンチェスター・U 1億5590万ユーロ(約199億6000万円)
4位 マンチェスター・C 1億4795万ユーロ(約189億円)
5位 チェルシー 8020万ユーロ(約102億7000万円)
※この項目の金額は「Transfermarkt」による
1位のバルセロナは、まさに想定外の“収入”だった。MSNの一角で主力中の主力だったネイマールに去られた後の混乱ぶりが、この事象のネガティブぶりを物語っていた。
また、バルサは本来、余剰戦力の整理も今夏の課題だったが、こちらは多くが残留。宿敵R・マドリーが、モラタ(→チェルシー)、ダニーロ(→マンチェスター・C)らを売却して高額な移籍金を手にしたのとは対照的である。
ここでは、モナコのように多くの主力を引き抜かれたチーム、バルサ、ドルトムント、ユベントス、エバートンのように、1人に高い値がついたチームが上位に名を連ねている。
◇売却益ランキング
1位 バルセロナ 2億2600万ユーロ(約289億円)
2位 モナコ 1億7750万ユーロ(約227億円)
3位 ドルトムント 1億6650万ユーロ(約213億円)
4位 ベンフィカ 1億3085万ユーロ(約167億4000万円)
5位 ユベントス 1億2390万ユーロ(約158億5000万円)
6位 R・マドリー 1億2300万ユーロ(約157億7000万円)
7位 チェルシー 1億2280万ユーロ(約157億円)
8位 リヨン 1億1955万ユーロ(約153億円)
9位 ローマ 1億1425万ユーロ(約146億円)
10位 エバートン 1億738万ユーロ(約137億4000万円)
最後に、投資額と売却益の差額を見てみると、プラスの部の1位はベンフィカ。エデルソン(→マンチェスター・U)、リンデロフ(→マンチェスター・U)、セメド(→バルセロナ)、ミトログル(→マルセイユ)を高額で放出した一方で、補強に費やしたのはわずか885万ユーロ(約11億3000万円)だった。
ドルトムントは「デンベレ・マネー」が大きく、モナコは前述した通り。リヨンもラカゼット(→アーセナル)、トリソ(→バイエルン)の売却益が大きかった。R・マドリーは理想的な収支のバランスと言えるだろう。
マイナスの部門で1位は、当然ながらパリSG。オーリエ(→トッテナム)、マテュイディ(→ユベントス)を売り払っても、ネイマール獲得に費やした2億ユーロ超をカバーすることは到底できていない。そして先日、ファイナンシャルフェアプレー抵触の疑いでUEFAが調査することを発表している。
他クラブについても、積極的に補強を展開したチームばかりであり、ミランがプレミア勢の上に来たことを除けば、その順位にさほどの驚きはない。
◇差額ランキング(プラス)
1位 ベンフィカ 1億2200万ユーロ(約156億円)
2位 ドルトムント 8377万ユーロ(約107億円)
3位 R・マドリー 7650万ユーロ(約98億円)
4位 モナコ 7550万ユーロ(約96億円)
5位 リヨン 6905万ユーロ(約88億3000万円)
◇差額ランキング(マイナス)
1位 パリSG 1億7300万ユーロ(約221億4000万円)
2位 ミラン 1億6385万ユーロ(約209億7000万円)
3位 マンチェスター・U 1億5590万ユーロ(約199億6000万円)
4位 マンチェスター・C 1億4795万ユーロ(約189億円)
5位 チェルシー 8020万ユーロ(約102億7000万円)
※この項目の金額は「Transfermarkt」による