U-18日本代表、中村駿太のモンテディオ入団が決定!「本当に青森に来て良かった」

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2017年08月30日

「プレミアと選手権。まだ恩返しをする機会はある」。

グリーンキットがすっかり板に付いてきた中村。いまや青森山田の押しも押されもしないエースだ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 夢をひとつ叶えたことで、恩返しの気持ちが強くなった。と同時にあらためて、自分が青森に来た意義をもう一度見つめ直すことができたという。
 
「(山形入りを)決断してから、青森に来た当初のことを思い出していました。いまでこそ生活にも慣れて、仲間やスタッフの方々と理解し合えて、心身ともに成長を実感できていますが、当初はやっぱりすごく不安な気持ちが大きかったなと。でも、そこで自分の覚悟、決意がちゃんとしていなかったら、いろんな方向に流されたり、自分にも負けていたと思う。青森山田の仲間の存在、黒田監督、正木(昌宣)コーチをはじめとしたスタッフの期待と指導を受けるなかで、『もっと頑張らないといけない』という想いが日に日に強くなって、余計なことを考えずに、サッカーに真剣に向き合ってこれた。本当に青森に来て良かったなと思っています」
 
 自身で下した一大決心が間違いではなかったことを再確認した中村。“2冠王者”青森山田のエースストライカーとして、チームのために結果を残すことを固く誓う。
 
「インターハイはノーゴールに終わって、3回戦敗退と残念な結果だったけど、まだプレミアと選手権のふたつのチャンスがある。まだ恩返しをする機会はあるので、そこでいま以上に『青森に来て良かった』と思えるように、残りの期間を大事にしたい。お世話になったひと、迷惑をかけたひとに結果をもって恩返しをしたい」
 
 すべては青森山田のために──。有言実行の点取り屋が、残された青森での日々に後悔を残さぬよう、全力かつ貪欲にサッカーに打ち込む。
 
取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)
 
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