【広島】ヨンソン体制を支えるふたりの仕事人。水本裕貴と千葉和彦の正念場はこれからだ

カテゴリ:Jリーグ

寺田弘幸

2017年08月10日

「(水本と千葉は)良いパフォーマンスを見せてくれている」と指揮官も評価。

【警告】広島=青山(31分)、野上(40分)、A・ロペス(61分)、高橋(63分) G大阪=倉田(63分)、オ・ジェソク(90+6分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】アンデルソン・ロペス(広島)

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 ディフェンスラインを上げる勇気を奮い立たせ、ボランチ、サイドバックと新たな関係性を構築し、1対1の対応に神経を尖らせる。彼らに求められている事柄は多岐にわたる。
 
 そんななか、彼らが見せている順応力はさすがと言えるもの。「(水本と千葉は)良いパフォーマンスを見せてくれている。良い選手、気持ちの強い選手はどんな形にシステムが変わってもアジャストしてやってくれるものだが、彼らもそういうところを見せてくれている」と指揮官も評価している。ただ、一瞬の遅れや僅かなズレが失点を招く世界で、まだ90分間を通してやり抜けていないのが実状だ。
 
 広島のJ1残留のカギは水本と千葉のふたりが握っていると言ってもいいだろう。水本はクラブが決断した大きな変化を受け止め、こう語った。
 
「ここ1か月でチームは劇的に変わりましたけど、僕たちは前に進んでいくしかない。約10年同じシステムでプレーしてきたので本当に大きな変化ですけど、これもサッカーだと思いますし、どういう形になっても自分の持っているもののレベルを上げていくこと。選手はそうやってしか成長していくことはないと思いますし、どういった形であれ一日一日成長していけたらと思ってやっています」
 
 水本と千葉が変化にアジャストして成長を遂げていくことで、攻撃陣がもたらしている希望の光はもっともっと大きくなる。
 
取材・文:寺田弘幸(フリーライター)
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