初来日のゲッツェが明かしてくれた、カガワシンジの「意外な素顔」

カテゴリ:ワールド

川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)

2017年07月16日

「いつもはけっこう大人しいんだけど…」。

今年5月、ポカール優勝パレードでの香川。ゲッツェは「あんなに喜ぶ彼を見た記憶がない」と証言した。(C)Getty Images

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 では、日本代表MF香川真司との関係性は、いかほどなのだろうか。特別親しくはしていないようだが、日常的によく会話はするようだ。
 
「新チームが始動してからはまだちゃんと話せてないんだ。シンジは僕たちと違う動きをしていたし、当初から日本で合流することになっていたからね。普段はほとんど英語で話してる。僕は日本語がまるで話せないから(笑)。内容? なんだろ、他愛のないことばかりさ」
 
 かつてドルトムント・ユース時代に香川のプレーを観て感銘を受け、やがてトップチームで僚友となり、ともに攻撃の中軸として2010-11シーズンからのブンデスリーガ2連覇に貢献した。その後、香川はマンチェスター・ユナイテッドへ、ゲッツェはバイエルン・ミュンヘンへ活躍の場を移したが、昨年の夏、ふたたびチームメイトとなった。
 
 互いのキャラクターもプレースタイルも熟知する者同士ながら、つい最近、ゲッツェは香川の見せた意外な素顔に驚かされたという。昨シーズンの最終盤、DFBポカール(ドイツのカップ戦)で優勝を飾った直後の出来事だ。
 
「タイトルを獲ったあとって、チームもサポーターも一緒になってワーッと大騒ぎするものだけど、あのシンジまでもが喜びを爆発させていたんだ。盛り上げ役を買ってでてね。あれはビックリした。彼でもこうやって感情を露にするときってあるんだなって。いつもはけっこう大人しいし、前に一緒にやってたときはタイトルを獲ってもあそこまでは……。ひょっとして日本ではあまりタイトルを獲ってなかったのかな?(笑) 驚きであるとともに、新たな発見だったよ」
 
 そう笑みを浮かべて語ってくれたゲッツェ。人懐っこい、絵に描いたような好青年だった。
 
 新シーズンへの決意やペテル・ボシュ新監督への印象、さらには代謝障害の発覚から復帰に至るまでの心の葛藤など、深掘りしたフルインタビューの模様は、8月3日発売の『ワールドサッカーダイジェスト』にて掲載予定。こうご期待!
 
取材●川原崇、高橋泰裕(サッカーダイジェスト)
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