「上に行ってああいうことをやっていたら絶対負ける」。そう語る指揮官は…。
2点のリードを奪った後には、しかしそれまでの落ち着きを失し、選手交代による名古屋の攻撃の活性化もあって、1点差に詰め寄られてしまう。
キャプテンマークを腕に巻くGK秋元陽太は、未来を見据えて自分たちに矢印を向ける。
「2点目を入れた後にみんな少し締まりがなくなった。声を掛けてはいたが、案の定失点してしまった。そういうところがまだまだ自分たちの甘さだと思う。上に行ってああいうことをやっていたら絶対負けると思うので、しっかり克服したい」
前節まで1-0で3連勝するなど僅差の勝負をくぐり抜けてきた彼らである。15節・松本戦以来の複数得点自体は前向きに享受しつつ、この日浮かんだリードを広げた後の課題は、これまで同様チームの成長の種となるに違いない。
目を細めるようにして、指揮官は言う。
「選手たちは非常にたくましくなったなと思いますし、逆に言ったら楽しみでしかない。無責任な言い方かもしれないけれど、彼らはこれからどんなふうになっていくんだろうと、監督としてそう思える瞬間が多いです」
ゼロからのスタートと位置付けて成長を期する今季、振り返ればまっすぐに延びている道のりが、現在の、そしてこれからの彼らに通じている。
取材・文:隈元大吾(フリーライター)
キャプテンマークを腕に巻くGK秋元陽太は、未来を見据えて自分たちに矢印を向ける。
「2点目を入れた後にみんな少し締まりがなくなった。声を掛けてはいたが、案の定失点してしまった。そういうところがまだまだ自分たちの甘さだと思う。上に行ってああいうことをやっていたら絶対負けると思うので、しっかり克服したい」
前節まで1-0で3連勝するなど僅差の勝負をくぐり抜けてきた彼らである。15節・松本戦以来の複数得点自体は前向きに享受しつつ、この日浮かんだリードを広げた後の課題は、これまで同様チームの成長の種となるに違いない。
目を細めるようにして、指揮官は言う。
「選手たちは非常にたくましくなったなと思いますし、逆に言ったら楽しみでしかない。無責任な言い方かもしれないけれど、彼らはこれからどんなふうになっていくんだろうと、監督としてそう思える瞬間が多いです」
ゼロからのスタートと位置付けて成長を期する今季、振り返ればまっすぐに延びている道のりが、現在の、そしてこれからの彼らに通じている。
取材・文:隈元大吾(フリーライター)