【U-20】「向いてないな」と思っていた杉岡大暉が「世界でもやれる」の自信を掴むまで

カテゴリ:日本代表

安藤隆人

2017年05月31日

「サイドバックは向いてないなと思っていた自分もいた」

「自分に何ができて、何ができないのか。それを求めてここに来た」
 
 大会前にこう話していた彼は、2試合の出場で一体何を見出したのだろうか。
「今大会はサイドバックでの出場でしたが、今まではそんなに足が速い方ではないと思っていたし、(サイドバックは)向いてないなと思っていた自分もいたのですが、今大会を経験してみて、世界の相手にもやれると思ったし、もっともっとできると思った」
 
 初めての世界の舞台で、杉岡は自分のサイドバックとしての可能性を掴みとった。すなわちそれは、守備面におけるユーティリティプレーヤーとしてのポテンシャルを発見した瞬間だった。
 
 内山ジャパンではサイドバック起用が多かった杉岡だが、「サイドバックより真ん中が良いです」と、自らのポテンシャルに気付けず、半信半疑だった。それが今大会で自信に変わったのだ。
 
「サイドバックもセンターバックも高いレベルでやりたい。もちろんまだまだ足りない部分がたくさんあったので、もっと質を上げたい」
 
 今大会で二足目のわらじを手にした杉岡は、その二足のわらじを共に最高級の逸品に変えるべく、未来へ向けて新たなスタートを切った。自らのポテンシャルに希望を抱きながら。
 
取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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