【J1採点&寸評】仙台×鹿島|貫禄の王者。前半で勝負を決めて、全選手が及第点以上に

カテゴリ:Jリーグ

古田土恵介(サッカーダイジェスト)

2017年04月16日

仙台――交代出場の永戸、富田、梁が光明に。

最前線で果敢なチャレンジを続けたクリスラン。リーグ戦初ゴールも記録するなど、輝きを放っていた。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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MF
31 茂木駿佑 4.5(HT OUT)
キック精度を披露することもなく、全体的に積極性が足りないままに前半45分でピッチを去ることに。粗さは守備面で顕著に見られ、スペースを使われる、食い付き過ぎる、逆に待ち過ぎるなど、アピールは失敗か。
 
FW
11 石原直樹 5.5
前節・浦和戦では不在によって己の存在意義を示したが、今節では出場して同様に価値を高めた。守備では労を惜しまぬチェイシングとプレスバック、攻撃ではパスを収めてその後の展開を優位に。「FWでノーゴール」という結果から5.5だが、6を与えても文句は出ないはずだ。
 
20 クリスラン 6
強く、高く、そして勤勉。味方がファウルを受けた際にボールが流れ、それを走って取りに行く様がすべてを物語っている。リーグ戦での嬉しい来日初ゴールも記録し、最前線に立つ選手として役目は果たした。
 
交代出場
2 永戸勝也 6(HT IN)
プロになってからリーグ戦では初のベンチスタート。後半開始から茂木に代わってピッチに立つと、恐れることなく仕掛けてクロスを供給。CKも多くゲットした。前節・浦和戦の歴史的大敗と今節の敗戦をバネに飛躍できるか。
 
17 富田晋伍 6(HT IN)
チームにとってどれだけ大切な存在かを、不在で鹿島に好き勝手やられた前半に周囲は実感したはず。藤村と交代すると、中盤の底で好パフォーマンスを披露。勢いを取り戻すのにひと役買った。
 
10 梁 勇基 6(71分IN)
アディショナルタイムも含めて20分強のプレー。チャンスメイクという点では物足りなさが残るものの、「まだ世代交代はさせない」という意気込みを感じさせた。判断力の的確さは衰えない。
 
監督
渡邉 晋 4.5
ルヴァンカップの勢いを買うメンバー編成も、失点後に緩んでしまう悪癖を修正できないままに前半で3失点。後半頭から富田と永戸を入れた交代手腕は良かったが、1-4という結果では低評価は致し方ないだろう。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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