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Jスカウト大注目の前橋育英が新たな船出。名将・山田監督はあえて“悪夢”を呼び覚ました

カテゴリ:高校・ユース・その他

川端暁彦

2017年01月23日

「なんとかして“日本一”にしてやりたい」(山田監督)

ハーフタイムで選手に檄を飛ばす山田監督。日本一への新たなチャレンジがスタートした。写真:川端暁彦

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選手権でも活躍した最終ラインは渡邊(5番)を筆頭に2年生がずらり。鉄壁を誇る。写真:川端暁彦

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 象徴的だったのは、0-0で迎えたハーフタイム。内容的にライバル校を圧倒した前半だったが、そこで文字通りのカミナリが落ちた。
 
「青森山田だったら、もう3点は取ってるぞ!!」
 
 選手権決勝の「悪夢」をあえて呼び覚ます言葉で選手たちを戒め、強烈に引き締めた。カチンと来た選手がいたかもしれない。だが、指揮官が「新人戦だから」「内容がいいから」といった言い訳を断固として許さない姿勢を示したのには理由がある。選手権で露呈した「決定力不足という弱点」(山田監督)は、悲願の全国制覇に向けて是が非でも克服しなければならない課題。人見大地(3年)に代わるセンターフォワードして期待される宮崎などには、特に厳しい言葉を投げかけられていた。それも、期待の裏返しである。
 
「なんとかして、あいつらを“日本一”にしてやりたいんです。そのためにやれることは何だってやって、最後まで積み上げていきたい」(山田監督)
 
 Jクラブから注目される選手が複数残り、最強チームに化ける可能性も秘める新生・群馬の虎。あの敗戦を決して忘れぬ覚悟とともに、前橋育英が新たな戦いをスタートさせた。
 
 
取材・文:川端暁彦(フリーライター)
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