上田コーチも「素晴らしい経験だった」と振り返る。
世界中からポテンシャルの高い選手を選抜し、手元で育て上げ(同アカデミーには元聖和学園のFW波田野海も在籍しているが、現在は日本帰国中でこの日は不在)、幾多のプロフットボーラーを生み出してきたナイキアカデミー監督のジョン・グッドマンは、青森山田の印象を次のように語った。
「素晴らしいチームだ。前半は前からプレスをかけようと思ったがかわされ、逆にこっちがプレスに晒された。自分のチームに腹が立ったよ(苦笑)。でも、彼らが素晴らしいチームだったということを認めないわけにはいかない。組織力が高く、コンビネーションが素晴らしかった。個々は決して大きくはないが、負けん気が強くインテシティーが高かった。ウチのフィジカルの強さが違いにならなかったからね。改善点? 最後のフィニッシュ精度だろう。ただ、それはウチのチームにも言えたことだった」
また、不参加の黒田剛監督に代わって今遠征で指揮を執る上田大貴コーチは、次のようにコメントした。
「立ち上がりから怯まず、タフに戦えたのはとても良かったと思います。190センチ近い選手がゴロゴロいるかなで、どれだけ気持ちで負けないことが大事だと思っていて、実際に球際でしっかり戦えました。フィニッシュ精度の大事さが身に沁み、いつもと違う身体の当て方、いつもなら通るクロスが必ず跳ね返さる、そんな経験をできたのは選手たちにとってすごくプラスだったと思います」
前述した通り2冠メンバー数人を欠くうえ、選手権終了後は1週間ほどのオフがあり、英国までの長旅、慣れない環境と心身のコンディションを保つのは容易ではなかったはず。それでも青森山田は持ち前のファイティングスピリッツを前面に押し出し、体格で勝る相手と互角の勝負を演じた。上田コーチもその点を称えている。
「アカデミーの選手は個人でドリブルやスピードで勝負してくるので、やっぱり怖いですよね。それでも1対1で何とか粘って、足だけでいかずに身体でいけたことがゼロで抑えられた要因だと思います。足が痙攣する選手がいるなかで、本当によく戦ってくれた。気持ちで負けない、ファイトするという青森山田らしい戦い方ができたと思います」
翌19日はマンチェスター・シティのエティハド・スタジアムを見学し、20日には地元のクラブチームと試合を行なう予定。日本ユース最強軍団のパフォーマンスに再び注目したい。
取材・文:白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)
【青森山田・英国遠征PHOTO】ナイキアカデミーと互角の勝負! 全選手&外国人選手との迫力のファイトシーン
「素晴らしいチームだ。前半は前からプレスをかけようと思ったがかわされ、逆にこっちがプレスに晒された。自分のチームに腹が立ったよ(苦笑)。でも、彼らが素晴らしいチームだったということを認めないわけにはいかない。組織力が高く、コンビネーションが素晴らしかった。個々は決して大きくはないが、負けん気が強くインテシティーが高かった。ウチのフィジカルの強さが違いにならなかったからね。改善点? 最後のフィニッシュ精度だろう。ただ、それはウチのチームにも言えたことだった」
また、不参加の黒田剛監督に代わって今遠征で指揮を執る上田大貴コーチは、次のようにコメントした。
「立ち上がりから怯まず、タフに戦えたのはとても良かったと思います。190センチ近い選手がゴロゴロいるかなで、どれだけ気持ちで負けないことが大事だと思っていて、実際に球際でしっかり戦えました。フィニッシュ精度の大事さが身に沁み、いつもと違う身体の当て方、いつもなら通るクロスが必ず跳ね返さる、そんな経験をできたのは選手たちにとってすごくプラスだったと思います」
前述した通り2冠メンバー数人を欠くうえ、選手権終了後は1週間ほどのオフがあり、英国までの長旅、慣れない環境と心身のコンディションを保つのは容易ではなかったはず。それでも青森山田は持ち前のファイティングスピリッツを前面に押し出し、体格で勝る相手と互角の勝負を演じた。上田コーチもその点を称えている。
「アカデミーの選手は個人でドリブルやスピードで勝負してくるので、やっぱり怖いですよね。それでも1対1で何とか粘って、足だけでいかずに身体でいけたことがゼロで抑えられた要因だと思います。足が痙攣する選手がいるなかで、本当によく戦ってくれた。気持ちで負けない、ファイトするという青森山田らしい戦い方ができたと思います」
翌19日はマンチェスター・シティのエティハド・スタジアムを見学し、20日には地元のクラブチームと試合を行なう予定。日本ユース最強軍団のパフォーマンスに再び注目したい。
取材・文:白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)
【青森山田・英国遠征PHOTO】ナイキアカデミーと互角の勝負! 全選手&外国人選手との迫力のファイトシーン