【千葉】中位で苦しむチームを救うキーマンは? 輝きを増す10番に感じるわずかな光明

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2016年06月27日

鍵は攻撃の精度向上だ。

今季加入ながらチームの主軸として活躍する長澤。最近はボランチとしてプレーする。(C)SOCCER DIGEST

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 今オフに大量の選手を入れ替えた千葉は、案の定と言うべきか、なかなか波に乗れずに苦しんでいる。シーズンの約半数となる20節を終えて7勝8分4敗の9位。
 
 関塚監督はここまでの戦いを「引き分けが多くて勝ちが少ない。これ(北九州戦)で5敗目ですから、そこはひとつ、ふたつ多かった。実戦をしてみて課題が出た部分はありますが、だいぶ安定した戦いができるようになってきたなかで、今日も勝点を取れなかったのは痛かった」と分析する。
 
 8分けは18位の長崎、19位の東京Vらと並んでリーグ最多だ。今後の巻き返しには長澤が語るように攻撃の精度を向上し、勝ち切る試合を増やすしかないのだろう。
 
 その点に関してはこの司令塔と周囲の息が合うかが、ひとつのポイントになる。船山、エウトン、オナイウ、井出、町田と攻撃陣は粒ぞろいで、彼らがしっかり噛み合えば、他チームにとっては脅威となるはずだ。そして、その扇の要には長澤が君臨する。
 
 長澤を中心にボールを素早く回して、連動して崩す――そんな攻撃が可能になれば、観る者の心を掴む試合を演じ、順位を上げることも同時に実現できるはずだ。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 

6月23日発売号のサッカーダイジェストの特集は、J1全18クラブの補強&改善計画書。今季前半戦の戦いぶりを振り返りつつ、第2ステージに向けた強化ポイントを探ってみました。インタビューでは、大宮の家長選手、柏の中村選手が登場。クラブダイジェストでは、熊本を取り上げています。

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