公式戦では4試合勝ち星なし。「素直に喜べるゴールではない」結果に。
名古屋戦前日に行なわれた試合で、J1最多得点を争う大久保嘉人が157点目のゴールを映像で視聴。だからこそ、「158点目だけは絶対先に決めたい」と思っていたという。
「嘉人みたいに、ああいうカッコいいゴールを決めたかったですね。でも、ゴンさんを超えるのは自分がひと足先に行く、とは思っていました。その後は嘉人に追い抜いていってもらおうかなと。そのほうが楽ですから(笑)」
もっとも、名古屋戦は1-1の引き分けに終わり、リーグ戦2試合、公式戦では4試合勝ち星なし。誰よりもチームの勝利を大切にする佐藤にとっては「素直に喜べるゴールではない」結果になってしまった。この日も、サイド攻撃からチャンスを作り、相手ゴールに何度も迫り、勝機は十分あった。構築途中にある前線(1トップ+2シャドー)の課題について、佐藤は自分なりの見解を述べた。
「両サイド(WB)も高い位置は取れていたし、際どいクロスも入ってきていた。突き詰めが必要なのは、そこからいかにフィニッシュにつなげていくか。特に、高さのあったドグ(ドウグラス)がいなくなって、クロスに対してファーサイドに入っていく形がない。ウタ(P・ウタカ)は足もとで仕事のできる選手で、チームとしてはいる選手の特長を引き出していかないと。ここ数年の“阿吽の呼吸”が減ってきているなかで、どうやって得点を奪っていくかは僕自身も考えていかないといけないと思います」
次節の湘南戦が行なわれる3月12日は、佐藤の34回目の誕生日。さらに、昨季通算157点目を挙げた相手とあって、次なるゴールへの期待が早くも膨らむ。「次、きちっと決めて、どんどん記録を伸ばして行ってほしい」(千葉和彦)というチームメイトのメッセージに応えるかのように、佐藤も「これで終わりではないので、159、160ともっと積み上げていかないと」と先を見据える。
J1・J2通算200ゴール、12年連続ふた桁ゴール、J1通算最多得点と数々の金字塔を打ち立ててきた男は、次にどのような記録を我々に見せてくれるのだろうか。楽しみは尽きない。
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
「嘉人みたいに、ああいうカッコいいゴールを決めたかったですね。でも、ゴンさんを超えるのは自分がひと足先に行く、とは思っていました。その後は嘉人に追い抜いていってもらおうかなと。そのほうが楽ですから(笑)」
もっとも、名古屋戦は1-1の引き分けに終わり、リーグ戦2試合、公式戦では4試合勝ち星なし。誰よりもチームの勝利を大切にする佐藤にとっては「素直に喜べるゴールではない」結果になってしまった。この日も、サイド攻撃からチャンスを作り、相手ゴールに何度も迫り、勝機は十分あった。構築途中にある前線(1トップ+2シャドー)の課題について、佐藤は自分なりの見解を述べた。
「両サイド(WB)も高い位置は取れていたし、際どいクロスも入ってきていた。突き詰めが必要なのは、そこからいかにフィニッシュにつなげていくか。特に、高さのあったドグ(ドウグラス)がいなくなって、クロスに対してファーサイドに入っていく形がない。ウタ(P・ウタカ)は足もとで仕事のできる選手で、チームとしてはいる選手の特長を引き出していかないと。ここ数年の“阿吽の呼吸”が減ってきているなかで、どうやって得点を奪っていくかは僕自身も考えていかないといけないと思います」
次節の湘南戦が行なわれる3月12日は、佐藤の34回目の誕生日。さらに、昨季通算157点目を挙げた相手とあって、次なるゴールへの期待が早くも膨らむ。「次、きちっと決めて、どんどん記録を伸ばして行ってほしい」(千葉和彦)というチームメイトのメッセージに応えるかのように、佐藤も「これで終わりではないので、159、160ともっと積み上げていかないと」と先を見据える。
J1・J2通算200ゴール、12年連続ふた桁ゴール、J1通算最多得点と数々の金字塔を打ち立ててきた男は、次にどのような記録を我々に見せてくれるのだろうか。楽しみは尽きない。
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)