現実味を帯びてきたのは守護神トラップの退団だ。
フランクフルト
2014-15シーズン成績 9位(11勝10分け13敗/56得点・62失点)
わずか1シーズンで辞任したシャーフに代わり、新たに監督のポストに収まったのは11-12シーズンから3年に渡ってチームを率いていたフェー。
昨シーズンはシュツットガルトで思うような成績を収められず、途中解任の憂き目に遭っていた指導者だ。その指導力に疑問符は付くが、フランクフルト首脳陣からの評価は依然として高い。
長谷部にとってはヴォルフスブルクに所属した09-10シーズン、乾にとっては1年ぶりの“再会”となる。
ちなみに、前者はヴォルフスブルク時代に4-3-1-2システムの右インサイドハーフとして起用されるケースが多かったが、現在のフェーは4-2-3-1システムを重用しているだけに、2ボランチの一角を任される可能性が高いだろう。
強化の方向性は当然ながら、フェーの意向に大きく左右されることになる。ヴォルフスブルクでバックアッパーに甘んじている右サイドバックのユンク、同じくホッフェンハイムで不動の地位を築けていないセントラルMFのシュベクラーら、新監督がかつて指導した愛弟子たちの復帰説が浮上しているのは偶然ではない。
一方で、現実味を帯びてきたのが守護神トラップの退団だ。パリSGへの移籍が有力視されており、フランクフルトはすでに後釜たりえる実力者のリンドナーを獲得している。
同じく新戦力で、フェー就任前に入団が決まっていたライナルツはCBにも対応できる守備力と、足下の技術を兼備したセントラルMF。長谷部と強力な2ボランチを形成するかもしれない。退団説がある乾に関しては、ひとまずフェーが残留の可能性を示唆している。
≪今オフの移籍≫
[IN]
GKリンドナー(←オーストリア・ウィーン=AUT)
MFライナルツ(←レバークーゼン)
FWカドレツ(←スパルタ・プラハ=CZE)◆
[OUT]
GKヴィードバルト(→ブレーメン)
MFピアゾン(→チェルシー=ENG)◆
◆=レンタルバック
文:遠藤孝輔
2014-15シーズン成績 9位(11勝10分け13敗/56得点・62失点)
わずか1シーズンで辞任したシャーフに代わり、新たに監督のポストに収まったのは11-12シーズンから3年に渡ってチームを率いていたフェー。
昨シーズンはシュツットガルトで思うような成績を収められず、途中解任の憂き目に遭っていた指導者だ。その指導力に疑問符は付くが、フランクフルト首脳陣からの評価は依然として高い。
長谷部にとってはヴォルフスブルクに所属した09-10シーズン、乾にとっては1年ぶりの“再会”となる。
ちなみに、前者はヴォルフスブルク時代に4-3-1-2システムの右インサイドハーフとして起用されるケースが多かったが、現在のフェーは4-2-3-1システムを重用しているだけに、2ボランチの一角を任される可能性が高いだろう。
強化の方向性は当然ながら、フェーの意向に大きく左右されることになる。ヴォルフスブルクでバックアッパーに甘んじている右サイドバックのユンク、同じくホッフェンハイムで不動の地位を築けていないセントラルMFのシュベクラーら、新監督がかつて指導した愛弟子たちの復帰説が浮上しているのは偶然ではない。
一方で、現実味を帯びてきたのが守護神トラップの退団だ。パリSGへの移籍が有力視されており、フランクフルトはすでに後釜たりえる実力者のリンドナーを獲得している。
同じく新戦力で、フェー就任前に入団が決まっていたライナルツはCBにも対応できる守備力と、足下の技術を兼備したセントラルMF。長谷部と強力な2ボランチを形成するかもしれない。退団説がある乾に関しては、ひとまずフェーが残留の可能性を示唆している。
≪今オフの移籍≫
[IN]
GKリンドナー(←オーストリア・ウィーン=AUT)
MFライナルツ(←レバークーゼン)
FWカドレツ(←スパルタ・プラハ=CZE)◆
[OUT]
GKヴィードバルト(→ブレーメン)
MFピアゾン(→チェルシー=ENG)◆
◆=レンタルバック
文:遠藤孝輔