【J1】浦和が開幕14戦無敗の新記録を達成し、ステージ優勝に王手!

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2015年06月03日

試合終了間際に武藤が劇的な一撃! 浦和が次節優勝の可能性を残す。

二度のリードを奪われる苦しい展開ながら、土壇場で武藤(中央)が同点ゴールを叩き込み、開幕からの連続無敗記録も更新。勝負強さを見せる浦和がまた一歩、ステージ制覇へと近づいた。 写真:徳原隆元

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ホームで鹿島にきっちりと勝利を収めたG大阪。消化試合が1試合少ないなかで浦和との勝点差を7に縮め、逆転優勝へ望みをつないだ。 写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)参戦の影響により、未消化となっていたJ1第1ステージ10節(5月6日開催)の残り2試合が、6月3日に行なわれた。

【J1 PHOTOハイライト】柏 3-3 浦和、G大阪 2-0 鹿島

 開幕から13戦無敗と、ステージ制覇に向けて首位を快走する浦和は、敵地に乗り込み柏と対戦。ACLでベスト8に進出も、リーグ戦では15位に低迷する相手に対し、浦和は試合開始直後に先手を奪う。左サイドを持ち上がった宇賀神からのパスに反応した梅崎が、相手の最終ラインの裏に抜け出し、最後は左足を振り抜き先制ゴールをねじ込んだ。

 これで浦和が一気に流れに乗るかと思われたが、ホームの大歓声を受ける柏が中盤でボールを保持し始め、徐々にリズムを掴んでいく。5分に流れのなかから大谷が決定的な一撃を放つと、これで得たCKでも鈴木があわやというシーンを作った。

 そして同点弾は、この直後に生まれる。ゴールキックからスタートした浦和は、永田がGK西川にバックパス。ここにレアンドロが猛然とプレスをかけ、西川の中途半端なクリアを拾った工藤が確実に決めた。

 その後は、お互いが再三相手ゴールに迫る一進一退の攻防に。そして38分、ゴール正面のFKのこぼれ球をレアンドロが押し込み、柏が2-1とリードして前半を折り返した。

 後半に入ると、試合はさらにヒートアップしていく。68分に浦和が槙野のヘッドで同点に追いつくと、10分後に柏がレアンドロのゴールで、3-2と再び勝ち越しに成功した。

 沸き上がる柏のホームスタジアム。試合はこのまま終了するかと思われたが、今季の浦和はここからが強い。

 90+1分、右サイドの関根が振り抜いたライナー性の高速クロスに、飛び込んだのは武藤! 絶好調男の劇的な4戦連続ゴールにより、土壇場で追いついた浦和は、これで開幕からの連続無敗記録を「14」に伸ばし、J1新記録を達成した。

 同時刻に万博で行なわれたG大阪と鹿島の一戦は、逆転優勝の可能性を残すG大阪が2-0と勝利。この結果、首位の浦和と2位のG大阪との勝点差は「7」となり、6月7日の15節で浦和が清水に勝利し、G大阪が神戸に敗れれば、浦和のステージ優勝が決まる。
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