ブンデス日本勢の2014-15シーズン総括|第3弾【岡崎慎司・清武弘嗣・酒井宏樹】

カテゴリ:ワールド

遠藤孝輔

2015年05月27日

岡崎は敵地でリーグ最多タイの9ゴールを挙げる。

これといった攻撃の型を持たなかったマインツで、文字通り孤軍奮闘。12ゴールと結果を残した岡崎は、プレミア行きが噂されている。 (C) Getty Images

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 ブンデスリーガでプレーする日本人選手の2014-15シーズンを総括。シリーズでお届けする第3弾は、マインツで孤軍奮闘した岡崎慎司、ハノーファーの清武弘嗣と酒井宏樹の1年を振り返る。
 
※キッカー誌の採点は「1」が最高評価。推定市場価格は『transfermarkt』を参照。
 
文:遠藤孝輔

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――◆――◆――

岡崎慎司(FW/マインツ)
32試合出場(先発31)・12得点・3アシスト
『キッカー』誌の平均採点:3.41
推定市場価格:550万ユーロ(14年7月)→800万ユーロ(現在)
 
 ビッグクラブほどのサポートが得られないどころか、崩しのメカニズムが確立されていなかったマインツで、リーグ8位タイの12ゴールは立派。昨シーズンの15ゴールに及ばなかったものの、チームを残留に導いた最大の功労者のひとりであり、3位躍進を遂げたボルシアMGをはじめ、プレミア勢などが今夏の獲得を目論んでいる。
 
 特筆に値したのは敵地での勝負強さだ。鋭い得点嗅覚を活かし、まさしく「いるべき場所にいる」絶妙なポジションをとり、アウェーにおけるチーム総得点の半分となる9ゴールを叩き出した。これはヴォルフスブルクのドストと並び、リーグ最多の好成績だ。
 
 冴えていたのはフィニッシュだけではない。ロングボールや縦パスを収める基準点として奮闘し、質の高いポストプレーを披露。自身が「中央にいようと心掛けた」と振り返る終盤戦はボールに絡む機会が減るも、それまではサイドに流れて起点になるなど、仕掛け/崩しの局面でも存在感を示した。
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