絶対にもっと良い結果が出せたはず。
――2014-15シーズンのプレミアリーグも、数試合を残すばかりとなった。まずは今シーズンの君自身のパフォーマンスに関して、率直な感想から聞かせてもらえるだろうか?
「世間の人たちは、僕のプレーがいまひとつ振るわなかったという言い方をしているね。たしかに今シーズンは何度か怪我にも悩まされたし、それは一番の痛手にもなった。試合でミスを犯したケースもあったと思う。
でもこれまでのシーズンと比べて、とくにミスが増えたなんて事実はないんだ。にもかかわらず評価が違うのは、チームの負けが込んでいるからさ。結果が出ない時には、ミスが取り沙汰されてしまう傾向がどうしても強くなるんだ」
――つまり君自身は、違う見方をしていると。
「もちろん人によって意見はさまざまだし、誰でも自分の意見を口にする資格があるわけだけど、僕自身はいつも自分を客観的に捉えようとしてきた。
例えば数年前には、シティの最大の弱点がディフェンスだと指摘されたことがあった。でも僕は結果的に、その年にプレミアリーグのシーズン最優秀選手に選ばれている。だから経験に基づいて言うなら、(外野の声に惑わされずに)チームスタッフの意見だけに耳を傾けた方がいいということになる。
もちろん、これは自分のパフォーマンスを検証しないという意味じゃない。僕が言いたいのは、あくまでもチーム全体の枠組みの中で、自分のプレーを冷静に分析していく方が有効だということなんだ」
――ではチームそのものに対する評価は? 年明けまではチェルシーとタイトルを争っていたのに、春先から急に調子が落ち始めて、マンチェスター・ユナイテッドやアーセナルと2位争いを繰り広げる状況に陥ってしまった。相当、フラストレーションが溜まったんじゃないだろうか。
「自分たちが望んでいたような結果になっていないのは確かだね。理由はともかく、今シーズンは調子の波があったし、(チームの実力を考えれば)絶対にもっと良い結果が出せたはずなんだ。
でも僕自身は(今シーズンの結果に左右されるのではなく)この5、6年間で、チームがどう成長してきたかということの方が重要だと思っている。僕が初めてシティに来た時のトレーニンググラウンドと、現在のトレーニンググラウンドを比べてみればいい。このチームは信じられないような発展を遂げてきたことが分かるはずだ。
しかもチームは、いまだに野心に満ちている。クラブの人間に話しかけてみれば、誰もが強い向上心を持ち続けていると証言するはずだよ」
「世間の人たちは、僕のプレーがいまひとつ振るわなかったという言い方をしているね。たしかに今シーズンは何度か怪我にも悩まされたし、それは一番の痛手にもなった。試合でミスを犯したケースもあったと思う。
でもこれまでのシーズンと比べて、とくにミスが増えたなんて事実はないんだ。にもかかわらず評価が違うのは、チームの負けが込んでいるからさ。結果が出ない時には、ミスが取り沙汰されてしまう傾向がどうしても強くなるんだ」
――つまり君自身は、違う見方をしていると。
「もちろん人によって意見はさまざまだし、誰でも自分の意見を口にする資格があるわけだけど、僕自身はいつも自分を客観的に捉えようとしてきた。
例えば数年前には、シティの最大の弱点がディフェンスだと指摘されたことがあった。でも僕は結果的に、その年にプレミアリーグのシーズン最優秀選手に選ばれている。だから経験に基づいて言うなら、(外野の声に惑わされずに)チームスタッフの意見だけに耳を傾けた方がいいということになる。
もちろん、これは自分のパフォーマンスを検証しないという意味じゃない。僕が言いたいのは、あくまでもチーム全体の枠組みの中で、自分のプレーを冷静に分析していく方が有効だということなんだ」
――ではチームそのものに対する評価は? 年明けまではチェルシーとタイトルを争っていたのに、春先から急に調子が落ち始めて、マンチェスター・ユナイテッドやアーセナルと2位争いを繰り広げる状況に陥ってしまった。相当、フラストレーションが溜まったんじゃないだろうか。
「自分たちが望んでいたような結果になっていないのは確かだね。理由はともかく、今シーズンは調子の波があったし、(チームの実力を考えれば)絶対にもっと良い結果が出せたはずなんだ。
でも僕自身は(今シーズンの結果に左右されるのではなく)この5、6年間で、チームがどう成長してきたかということの方が重要だと思っている。僕が初めてシティに来た時のトレーニンググラウンドと、現在のトレーニンググラウンドを比べてみればいい。このチームは信じられないような発展を遂げてきたことが分かるはずだ。
しかもチームは、いまだに野心に満ちている。クラブの人間に話しかけてみれば、誰もが強い向上心を持ち続けていると証言するはずだよ」