ラツィオはウェストハムのモリソンに興味。
【マルセイユ】ジニャクの代理人がナポリ、インテルと接触
リーグ・アンで13ゴールを挙げ得点王争いの2位につけるアンドレ=ピエール・ジニャク(マルセイユ)に、インテル、ナポリが興味を示している。
今シーズン一杯で切れるマルセイユとの契約をジニャクは延長しない意向をほぼ固めており、すでに代理人が次のクラブを決めるべく動き始めている。
1月16日、ミラノのホテル・プリンチペ・ディ・サボイアを訪れた代理人がインテルのアウジリオSD、ナポリのビゴンSDの片腕マウリツィオ・ミケーリとそれぞれ雑談を交わしたところが目撃された。現時点ではまだ打診程度という段階だが、ここから具体的な交渉に話が進む可能性もある。
【インテル】エムビラと契約解消へ
インテルは夏に獲得したフランス代表MFヤン・エムビラとの契約を「友好的に」解消する方向で、代理人との話し合いを進めている。
インテルとエムビラの契約形態は、ルビン・カザンからの買い取りオプション付きレンタルだが、契約期間途中で返却する形となる見通しだ。
【ローマ】サラー獲得に向けチェルシーにオファー
エジプト代表MFモハメド・サラーの獲得に動くローマは1月16日、チェルシーに具体的なオファーを送った。2016年6月まで1年半のレンタル料50万ユーロ(約7000万円)、買い取りオプション1400万ユーロ(約19億6000万円)というのがその内容。
ただしチェルシーは、オプションではなく買い取り義務付きのレンタルを望んでいる。モウリーニョ監督は「サラーが移籍するならばその穴を埋める必要がある」とコメントしており、チェルシーはそれも含めて1月19日に内部で会議を開いて、ローマのオファーへの対応を検討する予定となっている。
【ラツィオ】ウェストハムのモリソンにアプローチ
ラツィオはウェストハムでプレーするイングランドU-21代表の攻撃的MFラベル・モリソンの獲得に乗り出している。
ほとんど出場機会を得ていないモリソンとウェストハムの契約は2015年6月まで。1月16日には代理人のダニエル・ウィルソンがローマを訪れてターレSDと会談を持っており、その結果によっては来夏のフリートランスファーが現実味を帯びてくる可能性もある。
ジラルディーノ争奪戦はカリアリがパルマを一歩リード
昨年後半は中国スーパーリーグの広州恒大でプレーした元イタリア代表FWアルベルト・ジラルディーノは、今冬の移籍マーケットでのセリエA復帰が濃厚になっている。
すでにアタランタ、パルマが獲得に乗り出していたが、ここにきて一気に追い上げてきたのがカリアリ。1月16日に代理人のダビデ・リッピ、広州恒大のスタッフと話し合いを持ち、アタランタ、パルマよりも好条件を提示、有利な立場に躍り出た。
クラブ間では事実上合意に達しており、あとはジラルディーノ本人の判断待ち。20日中には最終的な結論が出る見通しだ。
【翻訳】
片野道郎
翻訳者からのごあいさつ
イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)
リーグ・アンで13ゴールを挙げ得点王争いの2位につけるアンドレ=ピエール・ジニャク(マルセイユ)に、インテル、ナポリが興味を示している。
今シーズン一杯で切れるマルセイユとの契約をジニャクは延長しない意向をほぼ固めており、すでに代理人が次のクラブを決めるべく動き始めている。
1月16日、ミラノのホテル・プリンチペ・ディ・サボイアを訪れた代理人がインテルのアウジリオSD、ナポリのビゴンSDの片腕マウリツィオ・ミケーリとそれぞれ雑談を交わしたところが目撃された。現時点ではまだ打診程度という段階だが、ここから具体的な交渉に話が進む可能性もある。
【インテル】エムビラと契約解消へ
インテルは夏に獲得したフランス代表MFヤン・エムビラとの契約を「友好的に」解消する方向で、代理人との話し合いを進めている。
インテルとエムビラの契約形態は、ルビン・カザンからの買い取りオプション付きレンタルだが、契約期間途中で返却する形となる見通しだ。
【ローマ】サラー獲得に向けチェルシーにオファー
エジプト代表MFモハメド・サラーの獲得に動くローマは1月16日、チェルシーに具体的なオファーを送った。2016年6月まで1年半のレンタル料50万ユーロ(約7000万円)、買い取りオプション1400万ユーロ(約19億6000万円)というのがその内容。
ただしチェルシーは、オプションではなく買い取り義務付きのレンタルを望んでいる。モウリーニョ監督は「サラーが移籍するならばその穴を埋める必要がある」とコメントしており、チェルシーはそれも含めて1月19日に内部で会議を開いて、ローマのオファーへの対応を検討する予定となっている。
【ラツィオ】ウェストハムのモリソンにアプローチ
ラツィオはウェストハムでプレーするイングランドU-21代表の攻撃的MFラベル・モリソンの獲得に乗り出している。
ほとんど出場機会を得ていないモリソンとウェストハムの契約は2015年6月まで。1月16日には代理人のダニエル・ウィルソンがローマを訪れてターレSDと会談を持っており、その結果によっては来夏のフリートランスファーが現実味を帯びてくる可能性もある。
ジラルディーノ争奪戦はカリアリがパルマを一歩リード
昨年後半は中国スーパーリーグの広州恒大でプレーした元イタリア代表FWアルベルト・ジラルディーノは、今冬の移籍マーケットでのセリエA復帰が濃厚になっている。
すでにアタランタ、パルマが獲得に乗り出していたが、ここにきて一気に追い上げてきたのがカリアリ。1月16日に代理人のダビデ・リッピ、広州恒大のスタッフと話し合いを持ち、アタランタ、パルマよりも好条件を提示、有利な立場に躍り出た。
クラブ間では事実上合意に達しており、あとはジラルディーノ本人の判断待ち。20日中には最終的な結論が出る見通しだ。
【翻訳】
片野道郎
翻訳者からのごあいさつ
イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)