選手・監督 寸評／採点
※週刊サッカーダイジェスト10.14号（９月30日発売）より
 
【大宮】
［GK］
1　北野貴之　6.5　
的確なポジショニングと判断で相手の流れを断ち切る好守を見せた。
［DF］
27　今井智基　6　
対人能力の高さを見せる。しかし、印象的なプレーを残せなかった。
18　横山知伸　6　
試合を通して安定していたが、ノヴァコビッチの対応には苦慮する。
17　高橋祥平　6　
空中戦で逞しくファイト。失点シーンの寄せの甘さが悔やまれる。
14　中村北斗　6.5　
広範囲をカバー。左サイドを我が物としていたもうひとりのMOM。
［MF］
23　金澤慎　6　
豊富な運動量と激しさで、最終ラインの前に番人として君臨した。
5　カルリーニョス　6　
前半は軽率なミスが散見されたものの、ボールの散らしは良かった。
41　家長昭博　6.5　
値千金の決勝点には、高い技術と強靭な精神力が凝縮されていた。
39　泉澤 仁　6　
仕掛けに加えてパスで周囲を生かす。ただ、「出来は普通だった」
［FW］
4　橋本晃司　5.5　
慣れないポジションに入り効いていなかった。守備時の動きにも課題。
11　ズラタン　6.5　
前線で身体を張り続け、ボールを収める。待望の先制点もゲットした。
［交代出場］
10　渡邉大剛（MF）　6.5　
監督の意志を体現し、サイドで基点に。攻守でチームを落ち着かせた。
22　和田拓也（MF）　6.5　
猟犬のごとくボールを追い回す。金澤と遜色ないプレーぶりだった。
3　福田俊介（DF）　－　
短い時間ながらも良い動き。自身の役割をきちんと理解している。
［監督］
渋谷洋樹　6.5　
交代の意図がはっきりしていた。采配がドンピシャで勝利に導いた。
 
【清水】
［GK］
1　櫛引政敏　5.5　
失点シーン以外は危なげなかったが、キックの質に難を抱えていた。
［DF］
37　ブエノ　5　
目の前の相手には厳しく対応。一方で、撥ね返すボールが雑すぎた。
3　平岡康裕　5.5　
冷静な守備を披露し、終盤には前線でターゲットになるも実らず。
25　三浦弦太　5.5　
素早い出足で少なくないボール奪取を記録。フィードも後半に改善。
8 石毛秀樹　5.5　
下がりながらの守備で相手の自由を奪えず。攻撃面は及第点の出来。
34　水谷拓磨　5　
走力と気迫は買い。ただ家長やズラタンとの１対１はまだ荷が重い。
［MF］
7　本田拓也　5.5　
鮮やかなシュートで得点。前線との守備の役割分担は、今後の課題。
16　六平光成　5.5　
決定的なパスは通せずも、組み立て、自ら前に駆け上がるシーンも。
［FW］
17　河井陽介　5　
コンディション不良は明白。高い位置でなかなか前を向けなかった。
10　大前元紀　5　
中盤に下りるなど、仕事場探しに四苦八苦。58分のクロスは良質。
18　ノヴァコヴィッチ　5　
古巣相手に精彩欠く。ボールコントロールは乱れ、シュートはGK正面へ。
［交代出場］
11　高木俊幸（FW）　5.5　
一瞬のキレや左足クロスは可能性を感じさせるも、仕事を果たせず。
2　イ・キジェ（DF）　－　
81分のFKが唯一の見せ場だったが、シュートは枠の上を越えた。
30　金子翔太（MF）　－　
フリーランに活路を探るも、パワープレーの展開では埋もれていた。
［監督］
大榎克己　5　
失点の多さは改善の兆しなし。５バックは思うほど機能していない。
 
［試合内容］
大宮は９分に左サイドを崩してズラタンが先制点を挙げるも、その後は後手を踏んで守勢に回る。後半に入っても流れは変わらずにファインゴールを献上したが、73分に家長がCKから決勝点を挙げて、貴重な勝点３を手にした。