リミットまで数時間で話をまとめ上げる。
【ミラン】ビアビアニーを逃すもボナベントゥーラを獲得
フェルナンド・トーレスの獲得後、ウイングの補強に動いていたミランは、8月31日午後から9月1日朝にかけて、パルマとの間で、CBクリスティアン・ザッカルドと交換でのジョナタン・ビアビアニー獲得で合意に達した。しかし、ミランがツイッターのオフィシャルアカウントで獲得を発表した後、移籍マーケット最終日である1日の午後になって、ザッカルドがパルマ行きを拒否、この移籍は土壇場で不成立に終わった。
とはいえ、そこで諦めないのがミラン。アドリアーノ・ガッリアーニ副会長、フィリッポ・インザーギ監督はそこから急きょ、インテルが獲得に乗り出していたアタランタの左ウイング、ジャコモ・ボナベントゥーラにターゲットを変更、市場が締まるタイムリミットの夜11時までの数時間で話をまとめ上げ、ライバルを出し抜いての獲得にこぎつけた。
ガッリアーニ副会長は、「今夏の補強にはとても満足している。メルカート(移籍マーケット)ではじっくりと待つ忍耐力、一気に交渉を進めるパワーの両方が必要だ。ボナベントゥーラは契約書にサインする時、嬉し涙を流していたよ」とコメントしている。
【ヴェローナ】元アルゼンチン代表サビオラを獲得
ヴェローナは、9月1日、元アルゼンチン代表FWハビエル・サビオラ(オリンピアコス)の獲得を発表した。ヴェローナはそのサビオラとかつてバルセロナでチームメイトだったメキシコ代表DFラファエル・マルケスも獲得しており、2人は10年ぶりに同じチームでプレーすることになる。
【本日の公式発表】(順不同)
マイカー・リチャーズ(マンチェスター・シティ→フィオレンティーナ)
マプ・ヤンガ=エムビワ(ニューカッスル→ローマ)
サンドロ(トッテナム→QPR)
ファビオ・ボリーニ(リバプール→QPR)
アルバロ・ネグレド(マンチェスター・シティ→バレンシア)
リカルド・アルバレス(インテル→サンダーランド)
ブライアン・クリスタンテ(ミラン→ベンフィカ)
アマウリ(パルマ→トリノ)
ダニー・ウェルベック(マンチェスター・ユナイテッド→アーセナル)
ラダメル・ファルカオ(モナコ→マンチェスター・ユナイテッド)
【翻訳】
片野道郎
翻訳者からのごあいさつ
イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。先月、この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)
フェルナンド・トーレスの獲得後、ウイングの補強に動いていたミランは、8月31日午後から9月1日朝にかけて、パルマとの間で、CBクリスティアン・ザッカルドと交換でのジョナタン・ビアビアニー獲得で合意に達した。しかし、ミランがツイッターのオフィシャルアカウントで獲得を発表した後、移籍マーケット最終日である1日の午後になって、ザッカルドがパルマ行きを拒否、この移籍は土壇場で不成立に終わった。
とはいえ、そこで諦めないのがミラン。アドリアーノ・ガッリアーニ副会長、フィリッポ・インザーギ監督はそこから急きょ、インテルが獲得に乗り出していたアタランタの左ウイング、ジャコモ・ボナベントゥーラにターゲットを変更、市場が締まるタイムリミットの夜11時までの数時間で話をまとめ上げ、ライバルを出し抜いての獲得にこぎつけた。
ガッリアーニ副会長は、「今夏の補強にはとても満足している。メルカート(移籍マーケット)ではじっくりと待つ忍耐力、一気に交渉を進めるパワーの両方が必要だ。ボナベントゥーラは契約書にサインする時、嬉し涙を流していたよ」とコメントしている。
【ヴェローナ】元アルゼンチン代表サビオラを獲得
ヴェローナは、9月1日、元アルゼンチン代表FWハビエル・サビオラ(オリンピアコス)の獲得を発表した。ヴェローナはそのサビオラとかつてバルセロナでチームメイトだったメキシコ代表DFラファエル・マルケスも獲得しており、2人は10年ぶりに同じチームでプレーすることになる。
【本日の公式発表】(順不同)
マイカー・リチャーズ(マンチェスター・シティ→フィオレンティーナ)
マプ・ヤンガ=エムビワ(ニューカッスル→ローマ)
サンドロ(トッテナム→QPR)
ファビオ・ボリーニ(リバプール→QPR)
アルバロ・ネグレド(マンチェスター・シティ→バレンシア)
リカルド・アルバレス(インテル→サンダーランド)
ブライアン・クリスタンテ(ミラン→ベンフィカ)
アマウリ(パルマ→トリノ)
ダニー・ウェルベック(マンチェスター・ユナイテッド→アーセナル)
ラダメル・ファルカオ(モナコ→マンチェスター・ユナイテッド)
【翻訳】
片野道郎
翻訳者からのごあいさつ
イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。先月、この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)