下部組織を率いて連戦連勝。鳥栖U-18を常勝軍団にした金明輝新監督
残り5試合となった段階で17位、J2降格圏に沈んだ鳥栖。事態打開のため、フィッカデンティ前監督に代わり、鳥栖U-18監督とトップチームコーチを兼任していた金明輝監督が就任した。初陣となった仙台戦は、アウェーで3-2と勝利。J1残留に向けて大きな1勝となった。
金監督は今季鳥栖U-18を率いて、7月28日の日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会準々決勝で大宮ユースに敗れるまで公式戦無敗を継続していた。プリンスリーグ九州も16節を終え15勝1分けと圧倒的な強さですでに優勝を決めている。U-18日本代表に選出されたFW石井快征などタレントも豊富。勢いに乗るとスピード感溢れる攻撃を見せ、先制されても諦めずに逆転し、勝ちまくる常勝軍団を作り上げた。
その金監督がトップチームの監督に就任し、どういうサッカーを見せるのか注目が集まったが、序盤は仙台のパスワークが機能し、ピンチを招く場面も目立った。しかしその後、落ち着きを取り戻すと徐々にロングボールやクロスボールからリズムを掴み、フェルナンド・トーレスの高さや懐の深さ、金崎の縦への突破から決定機を生み出し始める。
金監督は「一人ひとりのスペースを大きく取らせて個で打開することも含めて準備しました。仙台さんのウイングバック(WB)への牽制という狙いもありました」と選手が少し広めに一定の距離を取り、4-4-2のゾーンを築く形を取った。
仙台の特徴と言えば蜂須賀孝治、関口訓充の両WBの攻撃参加。サイドハーフがしっかりサイドに張ることで相手のサイド攻撃を牽制し、逆にサイドハーフを使ってWBの背後のスペースを突けるようになった。
仙台の渡邉晋監督が「権田選手のゴールキックのところで、セカンドボールが内側で相手のサイドハーフに渡ってしまうことだけはちょっと嫌だった。WBがもう少しそこを管理するか、ボランチでそこをケアするような形を取れれば、もう少しセカンドを拾えた」と悔やんだ通り、日本代表GK・権田修一のロングフィードがサイドハーフに入るようになっていく。権田のフィードを受けてドリブル突破から何度か決定機を作ったMF福田晃斗は「権ちゃんは僕が空いているので狙ってくれて、斜めに抜けると小野裕二が空いていたので意図的に攻められた」と狙いを語った。
金監督は今季鳥栖U-18を率いて、7月28日の日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会準々決勝で大宮ユースに敗れるまで公式戦無敗を継続していた。プリンスリーグ九州も16節を終え15勝1分けと圧倒的な強さですでに優勝を決めている。U-18日本代表に選出されたFW石井快征などタレントも豊富。勢いに乗るとスピード感溢れる攻撃を見せ、先制されても諦めずに逆転し、勝ちまくる常勝軍団を作り上げた。
その金監督がトップチームの監督に就任し、どういうサッカーを見せるのか注目が集まったが、序盤は仙台のパスワークが機能し、ピンチを招く場面も目立った。しかしその後、落ち着きを取り戻すと徐々にロングボールやクロスボールからリズムを掴み、フェルナンド・トーレスの高さや懐の深さ、金崎の縦への突破から決定機を生み出し始める。
金監督は「一人ひとりのスペースを大きく取らせて個で打開することも含めて準備しました。仙台さんのウイングバック(WB)への牽制という狙いもありました」と選手が少し広めに一定の距離を取り、4-4-2のゾーンを築く形を取った。
仙台の特徴と言えば蜂須賀孝治、関口訓充の両WBの攻撃参加。サイドハーフがしっかりサイドに張ることで相手のサイド攻撃を牽制し、逆にサイドハーフを使ってWBの背後のスペースを突けるようになった。
仙台の渡邉晋監督が「権田選手のゴールキックのところで、セカンドボールが内側で相手のサイドハーフに渡ってしまうことだけはちょっと嫌だった。WBがもう少しそこを管理するか、ボランチでそこをケアするような形を取れれば、もう少しセカンドを拾えた」と悔やんだ通り、日本代表GK・権田修一のロングフィードがサイドハーフに入るようになっていく。権田のフィードを受けてドリブル突破から何度か決定機を作ったMF福田晃斗は「権ちゃんは僕が空いているので狙ってくれて、斜めに抜けると小野裕二が空いていたので意図的に攻められた」と狙いを語った。