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原口元気、フル出場で奮闘するも…数的不利のハノーファーは後半ATで追いつかれて連勝を逃す

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年10月21日

敵地で常に先手を取り続けたが…

代表戦の疲れはあっただろうが、巧みなパスでチャンスを作った原口。最後の失点の場面、スピードに乗ったベイリーを止めるのは、さすがに難しかった。 (C) Getty Images

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 10月20日(現地時間)、ブンデスリーガ第8節が行なわれ、ハノーファーはレバークーゼンと2-2で引き分けた。
 
 代表ウィーク前の最後の一戦となった前節、7戦目にして初勝利を挙げたハノーファーは、開幕3連敗からいったんは持ち直すも、直近2試合は1分け1敗と不調から脱し切れていないレバークーゼンのホームに乗り込んだ。
 
 浅野拓磨はスタメン出場した前節、14分で負傷により交代となり、今節はベンチスタート。その浅野に代わって緊急出場し、初アシストを決めた原口元気は、4試合ぶりに先発出場を果たしたが、今回は左ではなく、欠場となったベブに代わり、右サイドに位置取った。
 
 立ち上がりから主導権を握ったホームチームは5分、好位置でのFKをウェンデウが直接狙うが、壁に阻まれる。ところが、VARによってフェリペがハンドを犯したとしてPKを獲得。これをウェンデウが蹴るも、GKエッサーに完全に読まれて絶好の先制機を逸する。
 
 レバークーゼンは10分にもハベルツのスルーでブラントが好機を迎えるが、トラップが大きくなり、このチャンスを活かせない。
 
 対するハノーファーは、なかなか攻撃のかたちを作れないでいたが、13分にフュルクルクがミドルでファーストシュートを放ってから、徐々にペースを掴む。立ち上がりは守備で奮闘していた原口も攻撃に絡み、23分にはカウンターの起点となり、ウッドに好パスを通してみせた。
 
 そして25分、アウェーチームはフェリペが倒されて得たFKで、ムスリジャがゴール右隅に見事なシュートを突き刺す。
 
 セットプレーで明暗を分けるかたちで先制ゴールを奪ったレバークーゼンは、さらに31分、アルボルノスのクロスをウッドが流して、ムスリジャがシュート。これをGKフラデツキが弾いたところを、さらにウッドが詰めるが、相手選手にブロックされる。
 
 その1分後には、原口が右サイドでボールを奪ってラストパス。これを受けたウッドはゴールに迫るも、CBのターに寄せられてCKに逃げられる。そして33分、CKをフュルクルクが豪快なヘッドで叩き込んで2点目! と思いきや、ウッドがオフサイドポジションにいたとして無効となる。
 
 その直後、レバークーゼンはブラントの右からのクロスを、ペナルティーエリア内で相手DFの前に入ったL・ベンダーがシュート。しっかりミートしなかったものの、ボールはゆっくりとゴール内ボールに転がっていった。
 
 試合を振り出しに戻したレバークーゼンは、ここから主導権を奪い返し、ハノーファーの右サイドの守備の脆弱さを徹底的に突きながら、攻勢を保って前半を終えた。
 
 後半もホームチームは立ち上がりから相手ゴールに迫り、53分にはヴァイザーの右からのクロスにブラントが頭で合わせるが、シュートはわずかに枠を逸れる。
 
 チャンスを逃したレバークーゼンは54分、今度は相手のCKでクリアが小さくなったところを、フェリペに豪快なダイレクトボレーを叩き込まれ、勝ち越しを許してしまった。
 
 効率良く再びリードを奪ったハノーファーだが、その4分後にフェリペがハンドで2度目の警告を受けてしまい、数的不利を負うことに。これまで以上に守勢を強いられることとなる。
 
 一方、攻勢を続けながらも、リードされたホームチームは59分、コールが壁パスからハノーファーのDFラインを破るが、決定的なシュートは好守を見せ続けるエッサーの足にブロックされる。
 
 64分にはキーセ・テリン、さらに75分にはベイリー、ベララビと、次々に攻撃選手を投入して攻撃のさらなる活性化を図るホームチームは、78分にCKがファーサイドに流れたところをS・ベンダーがダイレクトで詰め、80分にもCKをベイリーが頭で合わせるも、いずれも枠を捉えきれない。
 
 ハノーファーは時折、エリア内への侵入を許すも、最終ラインが踏ん張ってリードを守り、4分間のアディショナルタイム(AT)に突入。しかし3分を過ぎたところで、右サイドからベイリーにクロスを入れられ、最後は左からベララビに強烈な左足のシュートを決められて失点。土壇場で勝点3を取り損なった。
 
 原口は後半、再び守備に忙殺されることになるも、76分にはカウンターから逆サイドのアルボルノスにロングパスを合わせるなど、得点を生み出そうという意思を示した。代表戦明けながらフル出場を果たし、奮闘したが、最後の失点の場面では起点となったベイリーのドリブルを止められなかったことで、悔いは残ったことだろう。
 
 連勝を逃したハノーファーは次節、27日にホームでアウクスブルクと対戦する。
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